日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

漢字の読み方は覚えているけれども…書けない、書き方もわからないとは…。

2016-04-08 15:48:10 | 日本語学校
晴れ。…だんだん花曇りに…。

昨日、強い風が吹いて、かなり散ったようです。けれども、樹によっては、まだまだしっかりと(花を)握りしめて、散らさぬようにしているものもありますから、もう少し「サクラ」の花が楽しめそうです。

さて、学校です。

いつも通りに、中国人の学生がやって来ました。けれども、今日は、その前に、新入生が一人、お金を国から送ってもらいたいから手伝ってもらいたいとやって来ました。銀行の口座を開きたいということなのですが、例年、新入生のこういうことは、先輩の学生達にやってもらっています。それで、そのことを話し、先輩の学生に頼むように言って、ついでに寮のことを聞いてみますと、うるさくて勉強ができないと言います。

それなら、ということで、せっかく来たのだから、学校で少し勉強していくように言いました。

九時少し前に行ってみますと、中国人の学生とは別の教室に入っています。すぐにこちらの教室に来るように言い、後ろの席に座らせて、漢字の練習をさせます。漢字は読めるけれども書けないと言うので、書かせてみますと、めちゃくちゃな書き方をします。天地も反対なら、左右も反対。自由自在に線を引いています。で、上から下、左から右を何度もくり返して書かせていきます。

「はね」とか「スッ」とかいうレベルではないのです。そうかあ、「N5」の試験では、書くなんて問題はないものなあ、読めればいいものなあ。…で、書き順も、格好も適当になってしまうのでしょう。

ただ、こういう覚え方では、いくら読みを覚えていても、漢字を増やしていくことはできません。あとがないのです。漢字に関しては、一からやりなおさなくてはならないということになります。

「初級」の第一課からやる人はいいけれども、途中からやることになった人は、ちょっと大変ですね。さて、ついて行けるかな。『初級Ⅰ』が終わるまでに、140ほどの漢字をきちんと覚えていないと、多分、それでも頑張るということには、なかなかなれないでしょうね。

日々是好日
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