まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

王監督、手術のため休養

2006年07月06日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

WBC日本代表の監督でもあり、ソフトバンクホークスの監督でもある王監督が、胃に腫瘍ができたとかで入院、シーズン途中にして休養ということになった。一部報道ではこのままホークス監督を勇退するのは確実で、後任は秋山幸二・ホークス2軍監督が濃厚ともいわれている。

P1010413 年齢66歳ともなれば、そりゃ身体のどこかに病気をかかえ、手術の1回や2回は経験することだろう。いかに高齢化社会とはいえ、これは広く世間のこの年代の人たちが大なり小なり経験していることだろうし。ただこれが現役の監督、ましてやあの「ON」が手術するとなると、大ニュースになってしまうのだ。

長嶋茂雄氏に続き、王監督も病院のお世話になる。いつまでも元気で、というファンの願いは願いとして、この年になると仕方のないことであろう。いつぞや北京五輪監督の話が出たときに、王監督は即座に辞退したというが、自分の身体の状態も充分知っていたのではないだろうか。「もうONの出る幕ではない」と。

だから、このブログでもいつぞや書いたが、いつまでも「ON」監督にこだわるのではなく、現在働き盛りの世代から監督を選出してはどうかと思うのである。サッカー日本代表のようにどっち向いているのかわからないのに比べ、野球の日本代表はある程度「成熟」していることは立証済み。実際に五輪の舞台を経験した古田「兼任」監督で元気なチーム・・というのもあっていいのではないだろうか。

まあ、それはさておき、少しでも早く、そして元気に回復していただきたいものである。もう66歳、されど66歳。まだまだ、日本プロ野球の発展のために存在感を示してほしいものだ。

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イヨボヤの町・村上~羽越紀行・5

2006年07月05日 | 旅行記C・関東甲信越

6月下旬の羽越紀行の続き。

前日に桑川駅近くの海を臨む民宿「磯魚」で迎えた朝。1人で8畳の部屋を使うのだから気分的にもよく、久しぶりに朝までぐっすりと眠った。

P1010360 朝食を済ませ、ご夫婦に見送られ、駅までの海岸を歩く。ちょうど地元の人たちが砂浜に打ち上げられた木片やら海草やらゴミやらを片付けているところだった。なるほど、いつも「きれいな砂浜」と喜んでたたずむ浜辺はこうしてきれいにされているんだな。このあたりの人たちの海に対する思いの一端が伝わったような気がした。

本来ならば駅をはさんで北側にある遊覧船乗り場から「笹川流れ」を見物するのがルートなのだろうが、そのまま村上行きの列車に乗り込んだ。今や珍しい存在となったキハ47や48を連ねた編成。ガラガラなのをいいことに窓を開け、海からの風を受ける。昨夜泊まった「磯魚」の裏手も通る。P1010361

村上に着く。この駅も何回か通ったが一度も下車したことがなかったとあって、この旅で町めぐりの時間をつくることにした。笹川流れと天秤にかけて、村上の町見物をとったということもある。

この町も古くからの城下町なのだが、鉄道の駅が町の中心から離れている。ここで昨日の酒田に続いてレンタサイクルの世話になる。駅の窓口でレンタサイクルを扱っていたので、これで村上の町へと漕ぎ出す。

P1010362 まず向かったのが「イヨボヤ会館」。「イヨボヤ」とは村上でいうところの鮭。「イヨ」も「ボヤ」も土地では魚を指すそうで、村上では「キング・オブ・フィッシュ」「魚の中の魚」という意味で「イヨボヤ」という言葉を鮭に与えている。

P1010373 この鮭、江戸時代には村上藩の収入の重要な部分を担っていた。藩の産業として、町を流れる三面川に遡上する鮭を獲っては売り飛ばし、多額の収入を得ていた。ところが、乱獲が過ぎて一時鮭が獲れなくなった。そこで立ち上がったのが藩士・青砥武平治という人。三面川を二つに分け、片方では鮭を獲るものの、もう片方に遡上してきた鮭は獲ることを禁止し、安心して卵を生ませ、それがまた孵化して成長して、海に出てまた遡上してきて・・・という、「種川の制」という、現代の養殖漁業に通じる策を考えたという。長年の労力の結果、三面川には再び大量の鮭が遡上するようになり、村上藩の収入も安定した・・というもの。現代でも鮭をさまざまな漁法で獲る一方、人工的に孵化させて、毎年放流するという取り組みを行っており、「イヨボヤの町」らしい一面がある。

この「イヨボヤ会館」であるが、私はてっきり鮭の漁法などを紹介する程度の建物かと思っていたが、何の何の、想像以上に鮭の生態にも触れることのできる施設なのである。

P1010366 まずはミニ孵化場。鮭の受精卵が孵化し、自力で泳げるようになるまでの様子が見られる。また鮭以外にも鮎やニジマスや、他の水槽ではザリガニ、ナマズ、ウシガエルなんてのもいる。また水槽では鮭の稚魚が群れをなして泳いでいた。ナマで鮭の稚魚を見るということなどないので、これにはうなる。他にもキャビアの材料・チョウザメや、幻の魚・イトウなどの姿も。

P1010370 そして、この会館で一番感心したのが、三面川の「種川」に沿ってつくられた自然館。ちょうどガラス越しに自然の川の中が観察できるようになっているのだが。6月の今は鮭はどこかの海を回遊中であるが、遡上の時期になると大量の鮭がこの種川に集まり、卵を産み付けるという。そんなシーンがナマで見られるかもしれないとか。ウーン、夏ではなく、秋から冬にかけて来たほうが面白かったかな。

そんな自然の営みと、その自然や鮭とともに歩んできた人たちの資料や写真の数々が印象に残る。

P1010374 さて、「イヨボヤ会館」を後にし、ペダルを漕いで旧市街地に出る。黒塀の似合う通り、古い寺院の並ぶ一角を通り、村上市の歴史文化館に入る。村上の祭りで引かれる「おしゃぎり」を中心とした、村上の歴史を紹介したスポットである。

P1010377 ただここで目に付いたのが、「皇太子妃雅子様」の写真の数々。皇太子妃の実家・小和田家というのは村上にあるということで、特にご成婚の頃の写真や記念品などがこの歴史館の一角を占めていた。今や女性週刊誌の格好のネタとなっている皇太子妃であるが、こういうのを見ていると、当時の列島あげてのフィーバーぶりが思い起こされる。

引き続き旧市街地を走る。骨董市をやっており多くの掘り出し物が並ぶ中、雰囲気のありそうな商家に出会う。中を覗き込むと、鮭料理の老舗「きっかわ」という商家で、村上の伝統的な町屋造りを残す建物という。

P1010383 建物の見学も可能とのことで、表の商売スペースから奥に入ってびっくる。そこには「どこからこれだけ連れてきたんや」というくらい、天井からぶら下がる鮭・鮭・鮭・・・・。これが村上名物の「鮭の塩引き」というやつである。さらにこれをそぎ落とし、酒とみりんに浸したのを「酒びたし」という。鮭の町・村上での保存食であり、出荷時の保存方法である。かくまで「イヨボヤ」の町なのである。

そうこうするうちに昼。これだけ鮭・鮭・鮭とこられると、やはり鮭料理でしょう。ただこの「きっかわ」も鮭の加工品は扱っているが、食事処ではない。結局先ほど訪ねたイヨボヤ会館の横に「鮭料理」の大きな看板が出ていたのを思い出し、そちらで食事とする。塩引き鮭の焼いたもの、鮭のフライ、のっぺなどのある定食に、「酒びたし」と冷酒をつけるというやつで鮭三昧。酒にも合うし、もちろんごはんのおかずに合う。

P1010385 最近では冷凍技術が発達し、よく歳末に上野のアメ横などで塩を利かせた新巻鮭が大量に出回るが、村上の鮭料理は古典的である。どちらが美味いか。新鮮さを保った食材は確かに美味いが、こういう古典的な調理法も捨てたものではないだろう・・・。

この次は必ず秋から冬にかけて来よう。そうすれば今日見られなかったさまざまなものに出会えるかもしれないという楽しみと、ボリュームある食事でふくれたお腹をかかえつつ、駅に戻るのであった。

今日はこの後、新発田~新津間の羽越線、そして弥彦線の吉田~弥彦という未乗車区間を制覇。弥彦神社にお参りし、これで新潟県のJRは乗りつぶしとなった・・・・。(終わり)

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週末観戦記・2(西武対オリックス)

2006年07月03日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

P1010440 前日千葉での熱戦を見て夜遅くなり、通常なら日曜日はゆっくりしようということになるのだが、やはりということでインボイス西武ドームに出向く。

このドーム、完全な「屋内」というよりは、夏の日よけ用に屋根をかぶせたように思う。暑いのは暑いが、森の中を抜けてくる風が心地よい。

この日はオリックスグループの後援デーのようで、グループ社員向けに指定席の招待券を配って観戦の受付を行ったり、バックスクリーンでオリックスグループのCMが流れたり、ネッピー・リプシーもやってきたりとバックアップ体制は整っているようだ。

P1010446 試合は西武・ギッセル、オリックスが本柳。序盤から点の取り合いで、オリックスが1回、北川のタイムリーで先制したものの、その裏すぐに西武・片岡の2ラン、2回には「おかわり」中村のHRで3対1。しかしその後は本柳も踏ん張り、5回に3対3の同点に追いつくと「今日は勝てるかもしれませんよ!」と応援団のリードにも熱がこもる。

ところが・・・・。

7回裏に本柳から交代した加藤があっという間に満塁と攻め立てられ、さらに交代した菊地原が暴投、これで1失点。さらに2点タイムリーを打たれ6対3。さらに8回にはエラーあり、「敬遠」のボールを後ろにそらせての失点あり、一発ありタイムリーありと一気に5点を取られ、終わってみれば11対3という大敗。こういうミスがからんでの負け方というのは、ファンの怒りを買う。外野席からはヤジが飛ぶし、元々「お義理」で来ていたようなオリックス本社の人たちは早々に球場から立ち去る。

P1010449 「チームはけが人が多いし、監督の頭も悪いです!皆さんの応援だけが頼りです」と、試合終了後の応援団のあいさつだったが、チーム状態はまさにその通り。気がつけば、4位の日本ハムを追いかけるどころか、逆に楽天に追い上げられている状態。もし入れ替わって最下位なんてことになったら(まあ楽天もプロなのだからいずれは力をつけてそうなるのだろうが)、世の失笑と旧近鉄原理主義ファンからの「ざまあみろ」の声を聞くことになるのだろう。7月中旬に行われる直接対決の行方が見ものだ。

終わってみれば夏の暑さだけが残ったような気がした。

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週末観戦記・1(ロッテ対ソフトバンク)

2006年07月02日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

ペナントレースもいよいよ中盤の7月に入った。われらがパ・リーグはソフトバンク、西武、ロッテ、そして日本ハムが小さなゲーム差の中で混戦を展開している。

そんな中、オリックス・バファローズはといえば・・・交流戦でかかえた借金を返済するどころか、複利の金利に悩まされる日々が続き、日本ハムに追いつくどころか、あの楽天に最小3ゲーム差にまで迫られるというていたらく。果たしてどうなるのだろうか。

P1010411 この週末はインボイス西武ドームでの西武戦があるので、1日土曜日の観戦を予定していた。するとその日の朝、会社の同僚のK氏からメール。

「今日、マリンスタジアムに行かない?」

K氏といえば、九州出身で熱心なホークスファン。神宮球場で行われたヤクルト対ソフトバンク戦、5時間を超える延長戦を一緒に観に行った人物。彼からのお誘いはもとよりホークスがらみで、この日は千葉マリンスタジアムでロッテ対ソフトバンク戦というカード。

少し迷ったが、せっかくのお誘いでもあるし、今年はまだマリンに訪れていないので、ならばご一緒するとするか。というわけで、土曜日はマリンスタジアムへ向かう。

P1010454 海浜幕張駅前のファンショップをのぞくと、このような「ロッテ・オリオンズ」の球団旗なるものを見つけたので思わず購入。赤・白・青の三色は、毎日オリオンズ時代から続く伝統の「オリオンズカラー」。今は千葉マリーンズだが、展示物などで「オリオンズ」の歴史も大切にしているのが好感が持てる。かつての関西の老舗球団を買収し、また合併消滅させただけでなく、歴史上からもそれらの球団を抹殺しようとしているどこぞの球団とはえらい違いだ(今年から神戸の球場に往年のスター選手を写真で紹介する壁画はできたけどね)。

P1010419 前日まで6連敗中と、交流戦優勝の反動が続いているロッテであるが、土曜日の試合、またホークス戦という好カードのため、早い時間からチケットを求めるファンで大賑わい。私が先に着いたのでK氏夫妻の分のチケットを合わせ求め、彼らが来るまで、昨年のアジアチャンピオンを記念した手型に自分の手を合わせてみたり、正面ステージ上でのMスプラッシュのパフォーマンスを見たりする。連敗中とはいえスタジアム周辺に「暗さ」は感じられない。それだけ前向きなファンが多いということか。

P1010421 試合前に小雨のぱらつく中、指定席・自由席全て埋まる満席である。内野2階の自由席にK氏夫妻とともに陣取る。3塁ベンチの上段にあたるこの位置は、ロッテファンとソフトバンクファンが入り混じるエリア。また外野席では、レフトスタンドに進出したロッテファンと、レフトに陣取るソフトバンクファンとの間に1ブロック「無人地帯」ができた。パ・リーグの中で血の気の多いほうに属する両軍のファン、何かトラブルがあってはいけないという球場の配慮である。

Fumiko_1  この1日は、マリンスタジアムの近く、幕張のビル街の一角に「アパホテル&リゾート」がオープンしたという。そのためかこの日は「アパホテルオープン記念マッチデー」と銘打って、入場者には「アパホテル&リゾートは千葉ロッテマリーンズを応援しています」と書かれたうちわや、宿泊券が当たるかもしれない抽選券つきチラシが配られた。それだけではなく、「私が社長です!」のCMとそのファッションで有名なあの元谷芙美子社長による始球式。

さて試合、両軍のファンによる熱心な応援が繰り広げられる中、2回にロッテが無死満塁と、ソフトバンク先発の田之上を攻める。そして9番・青野がなんと満塁ホームラン。プロ入り1号も満塁、そしてこの2号も満塁ホームランという史上初の快挙という。これで一気に4点先制。ライトスタンドはじめ、内野席のボルテージが一気にあがる。3回にも1点追加し、5対0とロッテペース。私たちの前の席に座っている、どこか上品そうなご夫婦も慣れないながらマリーンズ独特の手拍子・声拍子の調子をとって一生懸命に盛り上がっている。この声援の大きさにはさすがのK氏も「すごいね」と感心する。

P1010432 片やホークス。ロッテ先発の小野にノーヒットに抑えられていたが、初ヒットが松中のソロHR、そして続くズレータにも一発が出て、5対2。そして終盤の7回にもズレータに2打席連続のHRで5対3と追い上げる。さらにランナー1塁で、打者、城所がセンター越えの大きな一打を放つ。1塁から一気に生還して5対4・・・・。

と思いきや、ロッテ外野からの返球が素晴らしかった。迷わずホームに突っ込んでいたランナーがタッチアウト。一瞬大きな歓声があがったレフトスタンドが一瞬にして悲鳴に包まれ、逆にライトスタンド、内野スタンドからそれを上回る拍手と声援。5対3のままチェンジ。その裏、ロッテが2点取って7対3と突き放したこともあり、結局この場面がこの日の勝敗を分けた。

P1010435 結局ロッテ小野は9回途中まで投げ、小林雅英につなぐという磐石の展開。7対3とロッテの快勝で、連敗が6でストップ。またホークス側はリーグ首位の座を西武に明け渡すという痛い敗戦。

試合後のヒーローインタビューは先発小野と、満塁HRを放った青野の二人が呼ばれたが、インタビュー後、元谷社長から商品の宿泊券と、社長が身につけていたネックレスだったか、それを目の前で取り外してそのまま二人に進呈していた。やはり名物社長はやることが違いますな・・・。

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日本海を楽しむ~羽越紀行・4

2006年07月01日 | 旅行記C・関東甲信越

羽越線の桑川駅で下車する。鉄道の駅と道の駅「夕日会館」をが合わさった駅である。

P1010340 目の前には日本海が広々とした姿を見せる。階段を下りると小さな砂浜があり、夕方の一時を楽しむカップルの姿も。この海岸は夕日の名所とあり、山北町のHPでは毎日の日の入りの時刻を公開している。この旅の出発前に確認したところでは、19時15分頃とある。今日は晴れ間も見える天候だけに、うまく見られるといいのだが・・・。

今日の宿は民宿「磯魚(いなさ)」。駅から1キロ以上歩くとのことだが、きれいな海を眺めながらの歩行はその距離を感じさせない。宿は民家に混じって小さな看板を出しており、真新しい建物。P1010344

今夜は秋田からバイクのツーリングで来たグループと、私の2組がお客。もう少しすれば夏の海開きのシーズンとなり、この民宿も賑わうのであろう。

P1010348 夕食までの一時、海岸に出る。部屋からでも海は眺められるのだが、やはり砂浜で波の音を聞くのがよい。海の彼方、日の入りの方角を眺めるが、自分のいるあたりは雲がほとんどないものの、日の入る辺りには一面の雲の層が横たわる。さすがに丸い夕日が海面に没するのをきれいに見るのは贅沢な欲望か。

P1010352 夕食はグループと私でそれぞれ1室でとった。せっかくだからと割り増しで「磯魚コース」というので予約したのだが、その分量たるや、こちらの想像を上回る豪快さ。刺身はタイ、2種類のカレイ、南蛮エビ、カワハギなど。これで一人分かいな。

P1010354 その上で、この地域で今が旬のナマの岩牡蠣。冬の広島の牡蠣とはまた違った磯の風味である。

「ゆっくり味わっていただければいいですから」と言われ、確かにゆっくりした食事になった。全てをいただくのに1時間以上かかった。

普通ビジネスホテルに泊まり、私のことだから土地のものをと一杯やりに行って・・・ということと比べても、この膳と同じ量を飲み屋で注文したらどのくらい取られるだろうか。その面では民宿というのも面白そうだ。もっとも一人客を受け入れないところも多いようで、閑散期とはいえ一人客OKだったのもよかった。

その夜はそのまま布団に横になる。遠くに漁り火が輝いていたように見えた・・・。(続く)P1010343

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