まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記・オリックス対ロッテ~京セラドーム大阪

2007年09月17日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

ペナントレースもそろそろ大詰め。オリックス・バファローズのプレーオフ進出はもう数字的に可能性がないといってもいいところだが、最後の試合までちゃんと見ておきたいのがファン心理というものである。

P9163581京セラドーム大阪でのオリックス対ロッテ戦を観戦。・・・といっても、延長戦の末サヨナラ勝ちした17日の試合ではなく、同じく延長戦にもつれ込んだ16日のほうだったが・・・・。ネット裏の上段席での観戦である。この球場の外野席は非常に観にくい(下段席はスコアボードが見えないし、上段席だと外野フェンス際のプレーが全然見えない)という欠点があるので、内野で観戦することになる。

P9163624ここからだと外野席の様子が見て取れるのだが、三塁側下段からレフトスタンドまで「黒一色」。応援席の数や熱気では圧倒的にロッテファンのほうが大きい。かくいう私も、「ロッテファンのファン」のようなところがあるので、これは大いに結構なこと!?

おそらく今シーズン、京セラドームでの観戦はこれで最後であろう。その中で、それにふさわしいような接戦を両チームが見せてくれた。

P9163609P9163615試合のおさらいをすると、先発はオリックス・川越、ロッテ・渡辺俊。2回にロッテが連打で1点先制したかと思えば、そのウラにオリックスも木元の犠牲フライで同点。その後は両投手の好投により、テンポよく試合が進む。

P9163623しかし6回の表。里崎のタイムリーで均衡を破ったその直後、ズレータ。これが左中間へ豪快な一発。これで4対1。いや~久しぶりにナマで「パナマ・ウンガー!!」を見られたのは敵ながらあっぱれ。この日の渡辺の好投からしてここで勝負あったかに見えた。

P9163631ところがオリックスも8回に脅威の粘り。坂口の二塁打で1点返すと、続くラロッカが「お家芸」(?)の死球で出塁。この死球がシーズン最多記録に並ぶというものだった(余談だが、17日の試合でも死球を頂戴し、これでシーズン最多記録更新。本人も喜んでいたとか・・・)が、これでチャンス拡大。そしてローズがきっちり2点タイムリーで同点。続く北川が犠牲フライを放ち、3点差をひっくり返して5対4。よしよし、やればできるやないか!後は9回を加藤大が抑えて・・・。

P9163640・・・と、きっちりといかないのが、下位にいるチームの宿命なのか。先頭の大松に二塁打、続く今江が送って、代打ベニーに力でレフト前に持っていかれて同点。先ほどは大いに歓声のわいた球場が意気消沈。9回ウラはあっさりと三者凡退で、延長戦へ。うーん、私も今シーズン3回目の延長戦を目にすることになる。ただこれまで2回は(ビジターで)延長戦勝ち越しており、それであればサヨナラ勝ちを見られるかなと期待する。

P9163637・・・ただ、その期待もまたしても加藤大が守りきれない。10回にランナー一人置いて、里崎。これも豪快に左中間へ勝ち越し2ラン。あー、これで勝負あったか。・・・あとは小林雅が出てくるだろうが、彼の乱調に期待?するしかないか。

そして10回ウラ。小林雅が、いや、バファローズ打線が期待にこたえてくれた。一死から坂口がヒットで出塁。続いて途中出場の大引は倒れたがローズが四球。続く北川がレフトへのヒットで坂口生還。これで7対6とし、なおも二死一・二塁。ここで二塁ランナーが前田に代わる。前田が帰ればまたしても同点だ。

P9163644続く後藤の当たり。一、二塁間をゴロで抜ける。球場全体から大きな歓声が上がる。三塁コーチの腕が回り、前田が三塁を蹴る。懸命に走るが、ライトのサブローから正確な送球。里崎がガッチリ捕る。そこに前田が滑り込んで・・・・。ボールは落ちない。タッチアウト。これでゲームセットだ・・・。またしても内野からライトスタンドからため息、そしてレフトでは歓声。うーん、私もいろいろ球場で観戦しているが、延長戦で、最後に同点のランナーが本塁で刺されて試合終了、というのは初めて観た。

敗戦は残念だったが、終盤に来ての点の取り合いは見ている分には面白かったかな。この日の最後の粘りが、翌日のサヨナラ勝ちにつながった(もっとも、9回にまた加藤大が打たれての延長戦だったが)と思えばね。

プレーオフ進出は絶望といっても、まだ順位争いは残っている。楽天を下回るようではいけない。残り試合を全力で尽くしてほしいものだ。

コメント    この記事についてブログを書く
« 福井鉄道貸切電車の旅・後 | トップ | スルッとKANSAIカレンダー »

コメントを投稿