まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第25回中国四十九薬師めぐり~第41番「長昌寺」(伯耆富士と巨大バーガー)

2023年04月29日 | 中国四十九薬師

今回の中国四十九薬師めぐりは自宅から軽自動車で大山の西から東へと回るルートである。快晴の下、伯耆富士の姿が少しずつ大きくなる。

金屋谷という集落に入ったところに、第41番・長昌寺がある。駐車場から改めて正面に回る。山門はなく、石標と石段が出迎える。

長昌寺が開かれたのは江戸時代の前期で、大山寺領内の減罪道場である。天台宗に属する。正面の本堂はまだ新しい感じで、検索すると2014年再建とある。

薬師如来はこちらの本堂かと思いきや、その左手前にあるお堂が札所だという。こちらに中国四十九薬師霊場の札がかかり、窓からのぞくと薬師如来が祀られている。扉が開いており、中におじゃましてこちらでのお勤めとする。ちなみに本堂の本尊は阿弥陀如来だそうだ。

朱印ということで、先ほどの本堂の右側の扉に「納経所」とあるのでそちらを開ける。玄関に書き置きの朱印が入った箱が置かれ、そちらから1枚いただく。他に人の姿もなく、静かなひと時が過ぎる。

時刻は昼を過ぎたところ。ここからだが、次の第42番・大日寺にそのまま向かうこともできるが、その前に大山の西麓を通って大山寺に参詣する。そして北から下り、海岸に近い琴浦町で1泊する予定である。

このままさらに坂を上って行く。周囲の高原、森林の景色も濃くなってきた。

そして枡水高原に到着。ちょっと立ち寄ってみよう。この辺りは「天空のリゾート」として四季の自然を楽しむことができる。冬のスキー場のイメージも強いが、春以降も「天空リフト」として動いているし、夜には星空も楽しめる。鳥取県も「星取県」としてPRしているほどだ。

枡水フィールドステーションに立ち寄る。マウンテンバイクの貸し出しも行っているようだ。せっかくなので昼食(旅先では昼食を取りはぐれることが多いのだが)をいただくことにしよう。表の看板に「ミスターバーガー」の文字が見え、たまにはハンバーガーもいいか。

メニューを見ると、一口にハンバーガーといっても、世界的なM社のようなお手軽なものではなく結構手が込んでいるようだ。その中でどうせならと、もっとも大きな「ミスタービッグ」。大山にかけたわけではないだろうが・・。

そしてやって来たのがこちら。黒毛和牛と国産豚肉を使ったパティ、自家製燻製ベーコンがそれぞれダブルで入っていて、チーズ、タルタルソース、バーゲキューソースもたっぷりかかっている。こんなん、口に入るんかいなと笑ってしまう。また、ハンバーガーにはもれなくポテトがつくということで、さつまいもにじゃがいものフライも。こんなの手で持てるのかと思いつつ、まず串を引き抜き、紙で包むようにして持ち、上からつぶすようにする。それからがっつりいただく。様々な味が口の中でミックスされ、包み紙がなければ手はソース類でべちゃべちゃになるところ。それでも何とも贅沢な味わいだ。

もちろん、他にもレギュラーサイズのハンバーガーや、大山どりと地元野菜を使ったバーガーもあり、いろいろ楽しむことができる。

薬師如来からハンバーガーとは対照的な展開だが、お腹もできたことで大山寺エリアに向かう・・・。

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