まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第7回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~復路もグリーン車にて・・豊前の国終了

2023年04月02日 | 九州八十八ヶ所百八霊場

九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは大楽寺から宇佐神宮の参拝を終えて、その後どうするかというところ。宇佐駅前のトヨタレンタカーへの返却時間は17時30分とまだまだ余裕があるのだが、それまでどこかに行くにしても、着いたらすぐに閉館時間を迎えるとか、見物の時間がほとんどないとか、中途半端である。結局、今回で豊前の国の札所はきりがついたところで宇佐神宮で終了として、予定を早めて帰宅することにする。

宇佐17時49分発の「ソニック48号」のグリーン車を押さえていたのだが、いったん宇佐駅に向かい、1時間早い16時49分発の「ソニック44号」のグリーン車に変更する。そのまま近くのスタンドでの給油と、セブンイレブンでの買い物を済ませてトヨタレンタカーに向かう。

しばらく駅で小休止。待合室には木製のベンチとテーブルが備え付けられていて、テーブルの上に物を広げることもできる。宇佐駅も国東半島の観光の玄関駅とはいえ、ちょうど駅員の不在の時間帯のようで、きっぷを買いたいがみどりの券売機での購入の仕方がわからんといった感じの会話も聞こえる。

ホームに出る。宇佐のローマ字表記は「USA」。駅名標にはその駅のイメージや近くの名所などをあしらった図柄があるのだが、宇佐のそれは宇佐神宮の社殿も使いつつ、アメリカの国旗に似せたデザインである。

また、ホームから見える丘の上にも「USA」の文字が見える。ハリウッドのあのデザインである。千数百年の歴史を有する宇佐神宮とは全く対照的なノリであるが、古来より神仏習合、さまざまな文化を受け入れてきた宇佐らしい景色ともいえる。

さて、「ソニック44号」は「白いかもめ」編成。行きに「黒いつばめ」のグリーン車に乗ったこともあり、乗り比べである。こちらのほうが車歴が浅いぶん、革張りのシート、コンセント装備で1段階上に感じる。また座ったのが最前列(といっても半室なので車両の真ん中)のため、テーブルも壁に備え付けである。

この日の午前に降り立った中津でも乗客があり、日豊線を北上する。九州八十八ヶ所百八霊場めぐりもこの先東九州を回ることになるが、特急「ソニック」、あるいは「にちりん」の世話になる機会も多いことだろう。山陽線のように気軽に鈍行乗り継ぎとはいかないようなので・・。

17時37分、小倉到着。新幹線乗り継ぎのためにいったんコンコースに出る。朝方はシートで覆われていたが、この時間行われていたのが「小倉駅ナカ本の市」。ふらりと入ってみたが、たまたま文庫コーナーにて目にとまった1冊があったので買い求める。

18時02分発の「さくら568号」に乗車。次の停車駅が新下関で、その後は広島まで停まらないダイヤ。新山口も通過するので、改めて外の様子も気にかけて乗り過ごさないように・・。

これで九州八十八ヶ所百八霊場めぐりもようやく大分県に入り、とりあえず豊後の国の札所は回った。ここから豊後、そして日向にかけて少しずつ移動距離が長くなる。かなり以前に日豊線で通過したものの、知らないスポットも多いエリアで、限られたスケジュールの中でそうしたことも楽しみたいものである・・・。

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