まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

吉良川町のひな祭り

2014年03月09日 | 旅行記G・四国

9日朝のスポーツ報知の一面は、菅野でしたね。

Dscn5189 さて話はまた3月初めの高知行きに戻る。室戸岬を抜けて吉良川の町並みにさしかかる。以前にも、伝統的な街並みが残るということで立ち寄ったことがある。今回は雨もぱらついているし、どうしようかと思案していたのだが、「ひな祭り」の幟が出ているのを見て、やはり立ち寄ってみようと思う。前回は確か2月だったか。

Dscn5195 Dscn5206 吉良川町は木材や、木材から生産される炭の集積地であり、京阪神との交易で栄えたところである。また、この辺りは台風銀座とも呼ばれるくらい数多くの台風にさらされる地域である。壁は漆喰で厚く塗り固められており、真ん中の当たりには水切り瓦と呼ばれる庇が設けられている。

Dscn5207 Dscn5198 道筋を一本山側に入るとやや高くなっており、こちらには「いしぐろ」と呼ばれる独特の積み方をした石垣を設けた家屋が目立つ。これも台風から家屋を防ぐための生活の知恵である。

Dscn5200 Dscn5179 そんな独特の風情のある町並みで、この日からはひな祭りが行われていた。つい先ほどまでひな行列も行われたとか。これは昔からの行事ではなく、最近になって地域活性化のために高知東部の6地区で行われるようになったものである。

Dscn5190 ひな人形、昨今の住宅事情もあり本格的な段飾りをする家も少なくなっているだろう。ひな人形、桃の節句と言えば元々は女の子のためのお祭りであったが、私は男でも人形や道具の多さで賑やかな感じが好きである。五月人形のようにデーンと一体が飾られるよりは。

Dscn5204 町内の商店のショーウィンドーに飾られていたり、土間を開放していたり、時には玄関や縁側に並べられていたり。部屋の中にあって「どうぞお入りください」と看板を出している家もあるのだが、地元の人同士が話に花を咲かせている中で、いきなり見ず知らずの方の家におじゃまするのも気が引ける。

町の至るところにひな人形を展示するというイベントが全国のあちこちで行われるようになったのはいつくらいだろうか。近鉄でも奈良の高取町(壺阪山駅下車)で3月一杯まで行われる町家のひな祭りのPRを行っているし。また別なところの展示イベントに行ってみたいなと思うところである・・・。

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