まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

高知の最南東へ

2014年03月01日 | 旅行記G・四国

早いもので、もう3月である。この冬も寒波に大雪といろいろあったが、少しずつ季節が進むことを感じるところである。

そして3月といえば「球春到来」。NPBプロ野球のオープン戦はすでに始まっているが、28日の公式戦開幕が待ち遠しいところである。

さて、そんな折を前にして、高松在住の会社の先輩で、拙ブログにもたびたび取り上げさせていただいているロッテファンのI氏から「3月2日に高知でロッテとオリックスの練習試合があるのだけど、一緒に観戦しないか」とのお誘い。

高知といえばオリックス・バファローズの二次キャンプ地でもあり、私もかつて高知(春野含む)で行われた対阪神のオープン戦観戦を目的にわざわざ高知での1泊2日ドライブをやったことがある。直近ではちょうど4年前。その時はバンクーバーの冬季五輪が行われており、ホテルに宿泊した翌朝早い時間に、女子スピードスケート団体の試合をたまたま見た。決勝戦がドイツだったか、最後は相手国選手の高校野球ばりのヘッドスライディングがものを言って(?)金メダル獲得、日本チームが僅差で銀メダルとなった競技である。

またその日は、チリでの大地震があり、遠く日本の高知にも津波警報が発令された。桂浜にいたのだが警報が出て、観光客も海岸から退避するように言われた。実際の被害はほぼゼロだったのだが、海岸沿いの道路はほとんど通行止めで、試合後にも交通規制の案内アナウンスが流れていた。

I氏からお誘いを受けて、久しぶりに高知を訪ねてみようと思う。もっとも、I氏ご一家は当日の朝に高松を出発ということで、私は任意で前日移動とする。クルマで行くのだが、高知に入るのに山側から入るか、海側から入るかを考えた。ただ1日を移動日に充てるのであれば、遠回りとなる室戸岬経由が面白いかと。このコースは鉄道~バスで一度、クルマで一度通ったことがあるが、やはり「くろしお」の響きがグッと来たような感じがした。

Dscn5136そういうことで、1日の朝に藤井寺を出発。阪神高速~第2神明を経由して明石海峡大橋から淡路島に上陸。天候があいにくで、明石海峡大橋の眺めも今ひとつである。そこで淡路島。これまで高速道路は何回か通ったことがあるし、仕事の関係で津名や洲本に行ったことはあるが、プライベートではなかなか訪れないところ。鉄道がないというのを理由にもしていたが、クルマがある以上はあちこち見て回ってもいいのではないかと思う。大阪からだと日帰りでも十分楽しめるところ。

その後は淡路島を縦断し、鳴門から四国に上陸。徳島の中心部(徳島は徳島で水の街としての魅力もあるし、ラーメン屋や居心地のいい大衆酒場もある)を突っ切って南下する。国道55号線は徳島から室戸岬を経て高知に至る。

市街地を抜けると、路面に「15」とか「16」という舗装の表記を見かける。最初は何だろうと思ったが、やがてそれが徳島からのキロ表示であることに気づく。路肩のガードレールや電柱にもキロ数があるのだが、こうして路面に描かれているケースは初めて見た(何せ走行中なので、それをカメラに収めることができなかった)。ご存知の方はご存知だろうが、この表示、一部を除くと高知市街地の手前まで見ることができた。

そんな路面を見たり、歩道を歩くお遍路さんの姿も見る。お遍路さんの姿もいろいろで、「同行二人」と書いた藁帽子に白装束という人がいるかと思うと、完全にノルディックウォークという感じで武装した人、なぜか背広姿の人、いろいろである。ただ、クルマで回れば短時間で済むこの霊場めぐりを、あえて自分の脚で成し遂げようとする姿は素晴らしい。果たして私にできるだろうか。まあ、私などの場合は、例えば大阪市内から伊勢神宮まで歩くとか、西国三十三箇所をめぐるとか、そういうところで始めてから自身をつけなければならないだろう。

お遍路も大変である。23番の札所である日和佐の薬王寺から、次の24番札所のある最御崎寺までは60キロ近くある。遍路の中でも最もきついところだが、ひたすら歩こうという人たちがいる。大いに応援したい。「お遍路横断注意」の交通標識とか、「どうぞお休みください」という看板を出すところもある。 ともかく、2日の練習試合は、どちらが主催関係なく、いい試合を期待するばかりである・・・・。

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