まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

復興への道は未だ遠し

2011年07月05日 | ブログ

オリックス・バファローズがこのところどうかしている。先日のソフトバンク3連戦「大坂夏の陣」は、何とこれまでの「夏の陣」の歴史を覆す3連勝。おまけに2試合はサヨナラ勝ち。

そして5日に行われた楽天戦では、9回まで0対1とリードされながらも、またもや9回逆転サヨナラ勝ち。これで3試合連続のサヨナラ勝ちで、これはプロ野球タイ記録とか。おまけに、鈴木、荒金、そして今日の赤田と、どちらかと言えば控え組に当たる選手たちが日替わりでの活躍ということで、実にいいムードである。これがどこまで続くやら。

さて、3試合連続でのサヨナラならぬ、わずか9日でサヨナラとなったのは松本龍復興担当大臣。さまざまな暴言、上から目線の言い草というのが結局何も仕事をしないまま辞任に追い込まれた原因となった。まあ「復興については国に頼るばかりでなく自分たちでもちゃんとやれよ」と言いたくなる気持ちはわからないでもないが、それをいかにも茶化したような、偉そうな言い方で発言するのはいかがなものだろうか。そういうことを万事飲み込んだうえで国として最大限のバックアップを実施するとか、前向きな動きを取っていれば復興にも貢献ということになるのだろうが、やはりこの人の性格、パーソナリティーがそうなんだろうなと思う。

大臣というのはああいう物言いでも務まる仕事なんだろうが、それでも事態が事態である。適材適所という言葉があるが、適所に当てはめる適材がいないのが今の政権(に関わらず、今の政治に携わる人たち)にいないのが正直なところだろう。東北ということなれば、浅野史郎や増田寛也といった県知事経験者とか、あるいはこの際小沢でもいいから起用してやればどうだろうか。

Dscn8942 ニュースでは連日被災地の被害の大きさが伝えられる。鉄道のほうだけでも、津波の被害を受けたJR東日本の常磐線、仙石線、石巻線、気仙沼線、大船渡線、山田線、八戸線の復旧には1000億円強かかるといい、新たな街づくりの場所によってルート変更となればもっと費用がかかるという。三陸鉄道にしても、元々財力が弱いだけにより復旧には時間のかかるところである。

「復旧」ですらそのような有様。ましてや「復興」となるとまだまだ遠い道のりである。そのような時に人事でもめ、10日もあげずに認証式をやるとはどうかしている。天皇陛下も認証式で「ええ加減にせえやボケェ!」とでもおっしゃりたい気持ちでしょうな・・・・。

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