まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

讃岐の郷土料理?・・・骨付鳥

2011年05月09日 | 旅行記G・四国

GWの四国行きは独立リーグ観戦が目的であったが、それともう一つは土地の名物を味わうことも楽しみであった。

さて5月3日、午後に大阪を発って高松に向かったが、阪神高速、そして淡路島、さらには鳴門から高松までの区間、とにかくよく渋滞した。14時半頃に尼崎西から高速に乗ったのはいいが、高松の市内、ホテル川六というところにチェックインしたのは20時を回っていた。連休の混雑をモロに受けたような形となった。

Dscn8164 このホテルからはライオン通りという繁華街が近い。それにしてもなぜ「ライオン」なんだろうか。三越に近いからかな?

それにしても目につくのは「骨付鳥」の幟や看板。鳥のもも肉をその名の通り骨につけたまま焼いた料理だが、「瀬戸内の郷土料理」といううたい文句も出している店もある中で「そんなのあったかな??」というくらいのものである。高松の夜の街を歩くのも久しぶりだが以前はそのようなものはなかったと思う。何でも元々は丸亀あたりの料理だったのが、昨今のB級グルメブームとやらで香川県内に広がりを見せることになったとか。丸亀の有名店は大阪にも店を出しているようだ。ただどうだろう、高松の人は本当に「郷土料理」として認知しているのかな・・・?

まあ、同じ鳥を食べるなら骨付鳥でもいいかな、ただ瀬戸内の魚も食べたいよなということで、通りから少し外れたとある居酒屋へ。私が好む「地元客で賑わうが一見の旅行者が入っても違和感なく楽しめる」という感じの店で、「時間がかかりますよ」という骨付鳥の親鳥を先に注文し、それができるまでは魚料理など楽しもうという作戦に。

Dscn8157 魚は結構いけたし、讃岐の酒「金陵」も美味しくいただいた。ただそれにしては骨付鳥が時間がかかりすぎるようだ。ひょっとしたら・・・。

Dscn8158 店員に声をかけると、案の定オーダーが通っていなかった。うーん、私の場合なぜかよくあるんですね。店員がオーダーを通していないこと。いやその前にも他の客の伝票を間違えていたとか、他の客のオーダーも通っていなかったりとか、どうも店員の頭数はいるが何かが機能していないように思う。連休だからという言い訳は通用しない。

ただ店員たちはオーダーが通っていないことに対して、「私は悪くありません」「ここからこっちは聞いていないよ」「こっちの客のほうを通してしまったんやないの」などとグチャグチャ言い合っている。その光景に完全にキレた。札を投げ捨てるようにして店を後にする。

Dscn8159 ・・・で、残ったのは骨付鳥。こうなれば夜の時間はまだあるのだから、飲み直しを兼ねてどこかに入ろう。そんな中、屋台風の店に行列ができている。「よって屋」という名前の店で、旅行ガイドにも載っているようだからそこにしばし並ぶ。ほとんどがカップルやグループ客で、たまたま私が行列の先頭になった時にテーブル席が空いた。ただ平気でそこに通そうとする店員。「ちょっと待て。居酒屋で相席はあかんよ」「いや、ウチは相席はさせませんから」「でも、これだけ後ろに並んでるのにそれはあかん。そこは後ろの2人連れに先に座ってもらって、私のほうは、食べ終わり飲み終わったのにカウンターでいつまでも粘っている客を追い出してくれ」と注文。実際にそのようにしていただいた。どうもこの夜は渋滞のせいもあったか、自分でも気持ちがいらだっているようだった。

Dscn8160 さて、讃岐のしょうゆ豆などをつまみながら骨付鳥が来るのを待つ。今回注文したのは親鳥のほうだが、柔らかくて食べやすいのはひな鳥のほうだとか。複数で来れば親鳥とひな鳥を食べ比べることができるのだが。

Dscn8162 そして鉄板に載せられてやってきた親鳥。これをはさみで切り分けながら食べる。スパイスがよく効いていてこれはビールによく合う。複数の店で食べ比べたわけではないが、味付けもその店によっていろいろあるんだろうな。照り焼き風とか醤油味とか。讃岐の名物といわれてもまだイメージとして湧いてこないが、骨を持ってワシワシとやるのもなかなか豪快でよろしい。一品料理として美味いのは美味かった。大阪にも出店しているその老舗にも一度行ってみようかしらん。

さて、讃岐の味といえばやはりうどんである。実はホテル川六の朝食バイキングでもセルフ式でうどんを楽しむことができ、朝は米のごはんの代わりにうどんをかけとぶっかけの両方でいただいた。

今回の旅で出会ったうどんについてはまた面白いものがあり、そのことについてはまた稿を改めて書くことにする・・・・。

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