日本シリーズは中日、日本ハム1勝1敗のタイで舞台は札幌に移る。予想通り終盤まで接戦となる試合が続いており、この先もこの流れは変わらないだろう。日本ハムが札幌でこのまま決めるのか、あるいはもう一度名古屋で決着をつけるのか(私の予想は4勝3敗で中日ですが)、楽しみである。
さて、そんな中この23日で、新潟県中越地震からまる2年という月日が経った。それもニュースを見て「そういえば」と思い出したくらいだから、ちょっと恥ずかしいな。土砂崩れに遭い、奇跡的に子どもだけ救出されたということもあったのに。
当時はJRの貨物列車に関わる仕事をしており、地震の当日に第一報を受けてから、その後被害状況が判明し、悪い方向にどんどん引きずられるのを聞くにつれ、線路や仕事への影響に想いをめぐらせたのを覚えている。長岡近くのひん曲がった線路の写真を見て、被災された方には申し訳ないが「線路をどないしてくれるねん」と、そちらのほうを心配したものだ。
あれから2年。かなり前のことのように思われるし、「まだ2年か」という思いもある。幸いにして道路や公共設備は元の状態に戻りつつあるそうだが、被災された方の心のケアや、慣れない仮設住宅に長く住んだことによる健康への影響も心配されている。世間はいろいろな出来事が多すぎて、なかなか新潟のことまで意識が回らないのだろうが、2年という節目を契機に、改めてこの地域に想いを致すのも必要なことであろう。
かくいう私、先日も新潟県を通ったにもかかわらず、酒飲んでコシヒカリのおにぎりを食べただけで満足したのだが・・・・。しかし彼の地の特産品を味わう、そしてまた新潟を訪れる、そのことが地域復興に少しでも力になれればと思う。
これからまた長く厳しい冬にさしかかる中、本当の意味での復興を祈るばかりである。