国立大の学長が萎縮してる

2024年04月28日 18時03分23秒 | 国を憂う
今朝の朝日新聞 社説欄で教育社説担当の増谷文生氏が国立大の86学長に行ったアンケートを元に、現状を危惧する評論を載せている。
最初に総論 「国立大の学長の多くが国に物申すことを過剰なまでに恐れるようになった」 としてる。 20年前に法人化され、「選択と集中」だと言われて、結局「国の言うことを聞きなさい。従わなければ交付金・補助金を減らします」という制度変更が行われた。
アンケート上では 厳しい現状や国への要望が多数寄せられているが、頂いたコメントを記事で使いたいがと連絡すると、多くの学長から匿名を希望された。さらに匿名でもコメントの活用を承諾いただけなかった旧帝大の学長もいらっしゃったとか。
国から独立した法人のトップが国に堂々と意見を言えない状況になってると読み、そんな大学で飛躍的な成果を生む自由で多様な研究が進むのかと危惧されてる。
僕も「法人化」「選択と集中」と出てきた時、国の狙いはどうせそのあたりだろう。なんでもかんでも力づくでおのれの管理下に置き、自分かってな国を作りたい と考える行政の時代だったからね。20年過ぎて萎縮した大学になっちゃったってことでしょう。 元に戻すのに50年はかかるよ。 これも安倍さんの施策だよな。
NHK番組「ニュー試」好きの僕には ますます他国の大学と 革新性、発展性、勉学の楽しさ 何とっても遅れていくわな と思わざるをえない。
奈良教育大学附属小学校で「学校教育法」に違反した教育が行われてきた と問題化してるようだが、ここにも「上からの締めつけ」の臭いを感じるのだが。

あす29日は 学術会議6名の任命拒否事件の第一回口頭弁論だ。
間違った学術行政という点で共通案件。
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