どう考えればいいのか

2007年07月07日 21時03分59秒 | 森をとり戻せ
6月24日の朝日新聞に新手の間伐方法が報告されてた。
どう考えればいいのか悩んでるんです。

我国の森林 強間伐の必要な面積が拡大している。それは解かってたけど、その方法は従来の人手による伐倒しか考えなかった。作業員がいない、金がない状況でお先真っ暗だったんです。
新聞の報告では「薬を注入して立枯れさせる」んだそうです。注入後7ヶ月で葉が落ち、15年で朽ちて土にかえるということです。
2時間で400本に注入できた、人件費は従来の1/2になったと報告してます。
僕にとっては画期的な方法です。しかし、「これならやれるかな」と考える裏で、こんな方法でいいんだろうか、何か新しい害を生むのではないかと悩むんです。

もうちょっと勉強してみますが、みなさんはどう思いますか。

☆強間伐 過去は植林後20年目から5年おきに間伐を繰り返し、50年後には7割を間伐したよ
       うです。
       最終生産材になるのは植林量の3割ということですね。
       そうしないとりっぱな材木にならなかったわけです。
       ところが、いっさい間伐をされてない植林地が多くなり、山が痩せてきてます。
       これを救うためには一機に5割6割を間伐しなければならんのです。
       この手段を強間伐と言います。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国会議員にお灸を | トップ | 赤城農水相事件 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
結果待ち? (コータロー)
2007-07-08 09:41:26
見ました、その記事を。
生産性からすれば、木材価格が安くて「間引き」作業に手付かずの森林が、これで手が入ることになるので、木の密度が適度に保たれるかもしれない。
しかし、心配というか、薬剤注入というのが、いかにも化学療法での木殺しで、いいか悪いかの結果は時間がかかるんではないですかね。
周囲の環境にまったくの影響がないのかも不明ですね。
返信する
何か不安 ()
2007-07-08 19:23:57
そうなんですよ。何か、どこか不安があって、もろ手を挙げて賛成しかねるんですよね。
我々世代は経験の中で画期的方法には疑ってかかる習性が身に付いてるのも事実ですよね。
でもこれくらい慎重でないとやばいのが現代科学ですからね。
森林系のmixiコミュにも上げて専門家の意見も聞いてみようと思ってます。
返信する
森林版安楽死? (サワケン)
2007-07-08 21:28:51
いかにも日本人らしい発想だね。山に対する尊敬や敬意がないね。
林業が衰退して山が疲弊していることは百も承知しているけど、薬剤を注入して立ち枯れ状態にするとは、岳さんこのような方法で山は荒れないの?
返信する
関係者に聞いてます。 ()
2007-07-08 21:54:25
効率的でいいんだけど、何か裏が、怖いことがありそうなんで考えちゃうんです。
今関係者のいろんないけんを聞いてます。
mixiで僕が参加してるコミュ「木と山の仕事」にトピを立てて、意見交換を始めました。よかったら読んでください。
害虫が増える、水源地に薬剤が という否定的意見が書き込まれました。
現状の荒廃を救い、森を再生する効果は認めますが、新たな荒廃を招く可能性がありそうです。
返信する

コメントを投稿

森をとり戻せ」カテゴリの最新記事