ビジネス側のシステム構築担当をしたことがあり、ちょっとだけシステム開発をかじったことがあります。(ビジネス側なので、ビジネス要件を作る仕事で、コーディングをしている訳ではないです。)
その経験から、「システムは魔法のように簡単に作って、どんな処理も可能」と思っている方が、多く存在します。
否応なしに様々な対応が求められる「新****」ですが、そこにはシステムが重要な役割持っています。
しかし、その要望(願望?理想?)に、応えられないのが事実です。
でも、『「そんなのシステムで作れば簡単だろう!」という方』が存在しています。
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はるかむかしのこと、Windows95の時代に、企画書や報告書をワード(当時パワーポイントはなかった)で作成していましたが、それらを使えない上司から「落書きのような手書きのレイアウト」をバサッと渡されて、「これで作ってくれ、よろしく」と言われて、頑張って作りました。
できたものを見て、「俺のイメージとは違うんだよね〜」と言われて、プリントアウトしたものに、赤のペンの手描きで修正してたものを渡されて、修正を求められました。
10分後くらいに、「できた〜?」とコーヒーを片手にタバコをふかしながら、寄ってきます。
「すみません、まだです」と僕。
「そんなのチャチャっと作れんだろ!早くしろよ」と、キレ気味です。
なんとか、「ここは機能的に厳しいので、このような代替にしました」というようなことを伝えて、「なんだ融通きかねーな」といわれながらも、なんとか終了です。
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Twitterとかを見ていると、このITが発達している今に、年齢関係なしに、このような上司的な「システムに対してのイメージ」を持っている方が多くいるのが驚きです。
もちろん、そういうイメージではない方も、その昔より多くいます。
様々なプロジェクトは、時間、コスト、リソースなどの制約がある中での対応となります。
そういう知識がないと、「ドラえもんのポケット」的な発想になります。
これは営業していた時代のことなのですが、この上司には教わったこともたくさんあります。
そして、変な無茶を言われたおかげで、企画書を作るスキルも上がった(かも)と思います。(普通に企画書は作れたので、仕様が複雑な企画書のそれが良いか悪いかは不明ですが・・・。もしかしたらレイアウトのおかげで結果が良かったかも?)
また、時代のせいなのか、当時は「お客さまへの連絡は、手書きでないと失礼」ということをいう方もいました。(そうかもしれないのですが、ものすごく時間がかかります。間違えると一からやり直し)
まだWindows95の時代のことなのです。
しかし、驚くことにいまでもそういう発想の方が多くいるのです。
ただ、りあるで僕の周りにはそういう方は減ってきているのも事実です。
どこかにまだその発想の方が多く存在しています。
(ソリューションなどの結論はありません。笑)