にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

試斬刀、岩捲

2020年12月14日 | 居合

3年経っても、なかなか上手くならないおらの居合。
何せまあ、体が弱まりつつある中での60歳の手習いですからねえ~
ゆるゆるとやっていきましょう・・
と言いつつ、ついに3振り目の刀を入手してしまった。

当流では段位を取らないと真剣を使えないので、まだまだ先のことなのですが、
話の流れでコレクターの先輩が格安で試斬用の刀を譲ってくれるというので、
気が変わらないうちにと即断しました。

入手したのは、室町末期~江戸初期(古刀と新刀の境目位の時期)の美濃伝、岩捲。
大和系の鍛冶が美濃に移り「寿命」を名乗り、その流れが清水市辺りで作った物らしい。
幕末の志士、清河八郎が岩捲を使っていたらしいという話もあるが、
三原正家の方が有力みたいです。
ならばおらの三原正興との縁が・・
清河は北辰一刀流の使い手で、活動資金のために刀剣商売もしていた。
浪士組作ったけど、やばすぎて幕府(佐々木只三郎)に暗殺されてしまった。
話題がそれたけど、興味深い人物ですね。

鑑賞用ではなく試斬に使われているので、表面は荒れて曇っているが
よ~く見ると、刃紋や地金の様子が・・
目釘穴が3つあり、使い減りしているので、色んな時代のユーザー達が使ってきたものと思われます。
かなり磨り上げられており、今はおらには振りやすい長さ(2尺位)。
重ね(刃の厚み)厚くなく丁度良い重さ、ただ付いてきた鍔が軽いので、もう少し手元に重心を置きたい。
重い鍔が欲しい・・

柄紐は巻き直す必要がある、合わせ鞘だが支障は無いみたい。
若干調整が必要だが、これで型を稽古して、そのまま試斬にも使うの良いかもしれない。

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