にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

英 祐一「月光荘」

2006年12月11日 | ジャズ、音楽
英 祐一(vo,g) 瀬尾高志(b)

先日の佐々木伸彦ライブの帰り際、「くう」のカウンターに並べられていた。英については未知だったが、瀬尾ベースだし、ジャケットデザインもいいので購入。

以前にも述べたがボーカルものは、好き嫌いがはっきりわかれるし、特にフォーク系は危険度合いが高い。
唄は、メロディ、詩、声、歌い手の肉体感、価値観、世界観なんぞがまとめてやって来るので、聴き手もそれにアジャストする必要がある。頑張って聴いても調整不能・拒絶の場合、稀に調整不要でいきなりストライクの場合もある。
英の場合はどうか?50歳前の親爺に浸み込んだのか?

ギターかき鳴らして、ガンガン唄う私小説的な曲、自分より20歳も若い青年の生き様や叫びを受け容れる事は、直ぐには難しかった。
しかし瀬尾のベースがジャズ耳親爺には凄く心地よく、ベースが脇役ではなくデュオ作品として成り立っているので、瀬尾につられて聴き通してしまう。で、数回聴いてるうちに英の世界になれつつあるおらがいる。
英の歌う世界は、フォーク世代のおらに違和感のない裸電球っぽい感じ、ということはいささか古いのか?普遍性があるのか?

ライブのほうが、勢いで聴かせてしまう力が発揮されてると推測する・・・

瀬尾がどういった形でボーカルとやっているかというジャズ的視点でも楽しめました。
上手いベースは他にもいるかもしれないが、こうしたあくの強い唄い手たちと渡り合い、ベースで熱さを伝えるのはやっぱ瀬尾だ!


コメント (1)
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日本酒~大信州

2006年12月11日 | 日本酒
長野の酒。仕込み、搾り方、原料、季節毎に多彩なヴァリエーションの商品を出している意欲的な蔵元で、マニアには堪らないでしょうが、おらには少々めんどくさい。

精米歩合60%の山田錦を使った厳選純米酒とラベルにあるが、純米吟醸の表示もある。
燗にも適してるとのことで購入。

まずは冷で、米の味がしっかり、辛口やや酸味、いい意味で水っぽくひける。きちんと作った純米吟醸であることはわかるが、何か物足りなさを感じる・・

あまり純米吟醸を燗して飲みませんよね?
でも燗してみると、口内に香りと同時にふわっと酒本体もひろがり、すきっと切れる。とろっとしたボディがないので、あんまり濃い料理には向かないけど、抜けのよさと、何と言っても酔い心地がいいです。飲んだ途端にぽぉっと暖かくなり、食後にはもう醒めてる感じがいいです。
味の区別がつかないおらですが、アルコール添加した酒、本醸造でさえ具合悪くなるので純米酒でなければだめなんです。
極めて酒に弱い男の日本酒感想文、あまり当てにしないで下さい。

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