にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

オーネット・コールマン「SOUND MUSEUM」

2006年11月22日 | ジャズ、音楽
オーネット・コールマン(as)ジェリ・アレン(p)
チャーネット・モフェット(b)デナード・コールマン(ds)

ヤフオクにて総額1128円。
オーネットはたくさんアルバムを出してはいるが、市場にあるのは初期の作品ばかりで、けっこう入手が難しい。
チャーリー・ヘイデンとのデュオアルバムが本命でついでに狙ったのが本作。
本命は落札できなかった、残念!(そういえば着物姿でギターを持った波田陽区はもう見れないのか?バラエティ番組にまだ出ていながら、既に”あの人は今”状態はきびしい・・・)

オーネットにしては珍しいピアノ入りですが、ピアノは春のライブの時と同様にいてもいなくても大勢に影響は無い感じです。
春の山下洋輔はしんどかったですね、プロレスのようにくんずほぐれつしたい山下と、実際周りなんか関係なく自分のメロディでひらりひらりと飛んでいたいオーネットでは全く異質だったと思います。
ジェリ・アレンは絡もうともせず邪魔にならない演奏をしています。(この人、昔リーダー作品持ってたけど、良さが分からず手放した経験あります。)

オーネットは孤独を愛するメロディの人ではないでしょうか、束縛されずに自分の吹きたいように吹く、それが「フリージャズ」という政治の時代の波にひきずりこまれ気が付いたら先頭に立たされていたのでは。
山下だけが無視されたのではなく、誰とも楽器で絡んでバトルなんかしたくない、馴れ合ったり交わったりすることはない、どんな編成でもバックバンドに過ぎず、いつもソロプレイ、ひたすら天に舞う様に吹き続ける。

ベースのモフェットが技を見せ付けてるし、ドラ息子ディナードも上手になったてたし、なかなかの作品です。
コメント
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