クラシック音楽オデュッセイア

2009年の大病以来、月1回程度の更新ペース。クラシックに限らず、身の回りの事なども、気の向くままに書いております。

日本の男性アニメ声優たちによる女の子の声

2024年03月16日 | エトセトラ
2024年3月16日(土)。前回、「女性のソプラノ声域に達する高音を、(裏声ではなく)ナチュラルに出せる男性歌手」の動画を貼らせていただいたが、日本に於いては、それに類する驚異を男性アニメ声優たちの中に見出すことができる。・・・と、その前に、“逆のパターン”について片言隻句。

男の子の声を女性声優が演じるのは大昔、それこそ白黒テレビの時代からごく当たり前のことだった。異常に古い話で恐縮だが、例えば『ハッスルパンチ』(1965~1966年)。主役3人組のリーダー・子熊のパンチの声が大山のぶ代氏(※後にドラえもんが代名詞的役柄となった人)であったというあたりから、TVアニメが好きだった当ブログ主の記憶が始まる。他にも、『ゲゲゲの鬼太郎』(1968年~)の鬼太郎役が野沢雅子氏(※『ドラゴンボール』の悟空が超有名)といったように、今やレジェンド級の声優さん達が男の子の声を普通に受け持っていた。平成時代になってからも、例えば『ヒカルの碁』の進藤ヒカルや塔矢アキラなど、いわゆる美少年系キャラは殆ど、女性声優さん達の独擅場(どくせんじょう)という感じだった。

ブログ主は大学生になってついに、「もういつまでも、こんなアニメなんか見ていてもしょうがねえな」と、『グレート・マジンガー』を見ている途中でTVを消し、以降完全にアニメから卒業した(※1970年代の終わり頃)。なので、非常に残念なことに、『ガンダム』のことは何も分からない。ネット上でかつてよく目にした、あの有名な「これって、どういう事なんだ?ガンダムでたとえてくれ」「○○○の○号機が、シャーの何とかを一人で破ったレベル」「おおっ、それは凄いな」みたいなやり取り、あるいは10数年前のアメリカ大統領選挙で、オバマ氏が勝利目前だった頃に見た「黒い方が勝つわ」「ラーラは賢いな」みたいなのも、ブログ主にはその意味が理解できなかった。ガンダムの頃はもう、クラシック音楽にメチャはまり状態だったからなあ。

閑話休題。最近YouTubeで、面白い物を見つけた。現在のアニメでは美少年(orイケメン)系のキャラを男性声優がごく自然に担当しており、そればかりか、一部の人は何と女の子の役をも演じているらしい。その具体例を楽しくまとめた動画が、こちら↓。これにはちょっと、びっくり。ファルセット(ひっくり返した男の裏声を、声楽的に使えるレベルに高めたもの)、カウンターテナー、ボーイ・ソプラノ、さらには「ボーイ・ソプラノの天使の声を成人以後も残そうとして行われた非人道的な去勢手術と、その結果生まれたカストラートの声」というところまでは、クラヲタにとっても理解の守備範囲。しかし、この動画の男性声優さん達は本当に、どういう発声技術を体得しているのだろうか。裏声のヒャーヒャーした響きではなく、女の子の中声部帯域の話し声を、いとも自然に再現しているではないか・・・。こええよ(笑)。

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