カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

実に古臭い事件のような

2010-01-16 | 時事
 正直に言って好きなわけではないのだけれど、どこかスケールの大きな政治家として期待しているところがあったのも正直なところだった。小泉改革にしても地方分権にしても、小沢が論理的に元ネタだったという感じもしていた。そういうものがパクられるくらい政治理念があるのかもしれないとは思わせられたわけだ。
 だいぶ以前だが、たしか小沢が自民党を離党した時に地元の有権者が、たとえ小沢が共産党に入ったとしても投票する、というようなことを言っていた。そんなに惚れ込まれるほどの人物なのだろうかと、それなりに驚いたものだ。だからダークな面があろうと、自らの政治理念のために突き進んでいるのだろうというほのかな期待があったわけだ。
 このまま退場するのかは正直に言って僕には分からないが、しかし、そのまま権力者でいられる可能性は極めて難しくなったのではなかろうか。政治資金についてはそれなりに注意を払っているはずであると勝手にこちら側が想像していただけのことで、きわめて甘かったということすら感じる。狡猾な政治家というより、脇の甘さで失脚せざるを得ないということがいえるのではないだろうか。期待できるような政治理念のための資金なのではなく、単なる権力闘争のためだったとしたら、小沢の失脚には意味があろう。ただ、ほかに理念のある政治家が不在に見えることだけが、さらに将来を不安にさせるにしろ…。
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