最終的な読みは外しているのは愛嬌だけど、今回の流れをまとめてみると田原さんの言っているとおりだったように見えた。
僕が不思議だったのは、しかし鳩山総務大臣に共感するマスコミ報道だった。鳩山弟さんをヒーロー扱いするその精神性はなんなのだろう。決まったことをかき混ぜて職権乱用する政治家って、僕にはかなりやばい感じがするんだけど、マスコミにはそうじゃなかったみたい。
彼の方が仮に正義だとしても、どうして西川社長が悪なのか僕にはまったく訳が分からない。もの凄い圧力に耐え抜いて改革を遂行しながら会社的には最高益を叩きだしたんだから、僕のような民間の感覚からすると凄い経営手腕という感じがするんだけどね。天下りにできたんでしょうかね、こういうことが。結果的に国民利益になったはずなんだけど、そう評価するマスコミはいないみたいだ。なんというか、本当に不思議である。
まあしかし、こういう風潮って結構風向きがあっちこっちに変わるもので、また何年かしたら、ものすごい行動だったとか評価されたり、逆に天下の愚行だったということになるのかもしれない。少なくともポッポ兄弟が内から外から政局を揺り動かした時代があったんだということは、事実として残るだろう。
しかしこの人たちが時代に残るとも、僕にはとても思えないなんだよね。なんというか、センスがないとしか申し上げようがない。言っちゃなんだが、この兄弟と仕事を一緒にしたくないという感じがするのである。たとえ損でも、できれば契約を切ってしまいたい。
まあ、選挙があることは間違いないし、その先もまたいろいろありそうなことはまた間違いなくて、政治の季節がやってきたことは、国民にとって幸福なのか不幸なのか。もう少し見極めて考えてみようではないですか。まあ、その材料がこれでは情けないですけどね。