カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ダニの食べすぎには注意を

2023-03-23 | Science & nature

 ダニの大きさは0.3㎜。肉眼ではほとんど見ることができない。なのでいるのは分かっているが、意識することもほとんどないものと思われる。人などの動物が暮らしているところには必ずと言っていいほど、ダニも一緒に住んでいる。ダニの多くは、人間の抜けた髪の毛などを食べている。人が生活することにおいて、ミクロの様々な人間由来のごみが落ちていく。そのようなものの何かを、ダニは食べて生きている。
 またダニはたいへんに種類の多い生き物のようで、そのように人間由来の食べ物を求めてきたダニを食べるダニもいる。家にいるダニの種類は見つかっているだけで130種ほど(外にはさらに種が多い)。そのほとんどはヒョウヒダニの仲間で、9割方はそういったものである。彼らは場所を住み分けるようにして(中にはそのダニを狙って食べるわけだが)、家の中で暮らすことに適応しているのであろう。
 人間とダニは、いわば共生している関係であると言えるのだが、人間にとって厄介なのは、このダニが増えすぎると(またはダニの糞などが増えるからかもしれない)アレルギーなどが発症する場合があることだ。また冷蔵庫以外に保管している食べ物においても、一定量のダニが付着している可能性が高い。洗わずに口に入れる(例えば食べかけの袋のお菓子など)ようなものには、大量のダニが付いている場合があるという。それと気づかないまま、たいていダニと一緒に食べているともいわれる。ちょっと前に、使い置きのお好み焼き粉に大量のダニが発生していることに気づかず調理して食べてしまい、その家族が食中毒のような症状を起こした事故さえあった。日頃のお腹を壊す原因は、あんがいダニの食べすぎかもしれない。
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