訳あって、上五島に行ってきた。
出発は長崎港。
女神大橋をくぐります。このあたりから高速船のスピードが上がってきました。
あのあたりが神ノ島あたりだろう。
高速船って思ったより揺れて、とても船内を歩いて回れない。とてもじゃないけど本も読めない。会話も二対一でないとどうも難しい。つまりやることないので弁当を早々に食べた。
写真じゃよく分からないが、水しぶきが上がって虹が出ていた。とにかく激しい。
頭ヶ島大橋をくぐった。
有川港に到着。
いわゆる下五島には一時期毎年行っていたが、上へは行く機会が無かった。奈留には葬式で行ったことがあるので、今回でだいぶ征服感は増すように感じる。
龍馬がマスクしてた。
車に乗って、まず向かったのが頭ヶ島。
先ほどくぐった橋を、今度は渡る。
右側と左側でだいぶ波の高さが違う。北の方の波が荒いようだ。
向かいに見えるロクロ島ってところから石を切り出して、教会を建てる石にしたんだそうだ。それは後程確認する。
旧空港でシャトルバスに乗り換えて現地へ向かう。
たぶん世界遺産になったために、いろいろ配慮があるんだろう。
僕ら以外にもたくさんの集団観光客がいました。
そうして着いたよ、頭ヶ島教会。確かに石造りである。
信者さんたちのカンパなどの資金を投じて、さらに自分たちでも石を運んで、十年の歳月を要して作られたのだそうだ。大変な苦労があって、破産した人もいたらしい。そういう苦労がありながら、残っている信者さんは高齢の上に少ないのだという。
石垣の組み方も変わってました。
門柱なんかは日本的で、和洋折衷なんである。
壁面の波の飾りも説明受けたが忘れてしまった。まあ、小さい教会だけど、荘厳でモダンなのだ。
こじんまりとしながら、皆でコツコツ建てていったんでしょうね。
マリア様もしつらえてありました。
建物下の方には大きな穴が開いてました。
通風孔で、湿気を逃すためなんでしょうね。野生動物が入ってこないのかな、とも思いましたが、人間が頻繁に出入りすると、面倒で住まないのかもしれませんね。
ステンドグラスは木枠ですし、写真撮れなかったけど、室内の天井は船底を模したような作りになってまして、なかなかに凝ってました。ツバキの花らしきものが飾りに彫られてましたが、なぜか花弁が四枚(実際の椿は5枚)なのは、やはり十字架を模したものなのだそうです。
運ばれてきた石には数字が振ってあります。間違わんごとかな。
ということで、やっぱり立派であります。
近くには信者の墓地がありました。
ロクロ島を望む側はきれいな砂浜なのでした。
ザザーン。