カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

輝ける休日群

2007-04-29 | 時事
 一週間程度の休みぐらいでゴールデンなどといって欲しくない、という話を聞いたことがあるけれど、無いより有ったほうがいいような気がしないではない。休みも給与のうちで、だから若い人には休みが少ない、のだと思う。休みだけれど堂々と休めない現実が病気であるし、権利だからといって困るように休まれるのも同じように病気だ。
 しかしながらこの時期は、いろんなイベントがたくさん組まれていることも事実である。多くの休みを見込んで商売をするわけである。休んだ人からサービス対価を頂戴する寸法である。だから結局ひどく忙しくなるわけで、このせっかく休めるチャンスをみすみす逃している。みんなが休んでいるときに同じように休んでも意味が無いといえばそうかもしれないけれど、ふうけもんのように休みに精を出さねばならない商売人のつらいところである。じゃあ平時に休んでいるかといえば、やっぱり休みにくいのである。かなり不公平を感じる。労働時間と報酬は基本的に比例する場合が多いので、これで豊かになってくれるならばいくらか不満も減るはずなのだが、そういうものと関係ない忙しさが増えることで、現状を何とか維持しているということが現代人の最大の不満なのではないだろうか。右肩上がりの終焉というのは、こういう先行き希望の消失なのかもしれない。現実的には既にかなり豊かにもかかわらず、豊かさを享受できないし実感を伴わない。日本で一番平均給与の水準の高いマスコミが格差社会を強調する世の中である。発癌物質をもっとも規制なしで撒き散らしている航空業界がもっとも喫煙に対して厳しい処置をしていることと同じく、単なる欺瞞に過ぎない。踊らされず平常心を保っていても、その姿のほうが狂気に見えているのかもしれない。
 というわけで今年はポーズとしての仕事はパスして、実質的な仕事と休みを半分半分にしようと思う。少なくともいつまでも仕事はしないし、同じくいつまでも休んでもいられない。今年まで何とかなれば来年からパスしていい話もあるようだし、考えてみれば気楽にやることだ。切実ばっかりでは、やっぱり疲れてしまった。

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