カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

衝撃的というか、そんなもんですか、というか

2012-07-26 | 時事

 確かにイチローのヤンキース移籍のニュースは衝撃的だが、古巣となってしまったマリナーズ三連戦前にやるというところが、なかなか戦略的なビジネスだと思う。野球ってそういう興行なんだということなのだろう。結構以前から練られていた計画なんだろうね。個人的にはイチローには既に興味は無いんだけど、このようなドライだけど人を熱くさせる仕組みを考えている人たちがいることには、なかなか興味をそそられる訳だ。
 しかしながら僕が野球を見なくなってしまった大きな理由は、このような移籍を自由にすることが当たり前になったことと、ドラフト問題という気がする。
 先にドラフトの事を言うと、野球選手といえども所属先は就職先でもある訳だから、戦力の偏りがどうだということの理由で縛るというのが疑問だ。そんなことしなくても十分偏りがあるのが現実ではないか。
 さて移籍問題なのだが、ドラフトのときはそのような縛りがありながら、チーム(会社)に所属すると、さまざまな理由で戦力を交換することが可能になるというのが、なんだかよく分からんのである。いや、実際にはそれは仕方ないし合理的だと思うのだけど、何となく整合性が取れていないという感じなのだ。もちろんポジションやチーム事情で移籍するのはぜんぜんかまわない事だけど、そうであるなら、やはりドラフトは止めた方がいいよね。
 僕は以前には、何となく阪神には好感を持ってたんだけど、広島のいい選手を次々に獲得して戦力を充実させるのを見ていて、どんどん白けてしまったという覚えがある。確かに広島は一軍選手の総年棒が巨人軍の二軍のそれ以下であるだろうけど、やっぱりそれでも阪神所属のマイナー球団なのではないだろう。若手のいい選手がどんどん育って、今からという時に移籍するのだから、これから優勝するということがあれば、それは本当に奇蹟だろう。
 もちろん子供の頃の記憶も大きい。有藤、と言えばロッテだし、田代、といえば大洋だ。本来は星野、といえば中日だったのに、まあ監督なら仕方ないとは思うものの、なんだかそんな感じからおかしくなっていった気がするね。活躍できなかった選手なら仕方ないとは思うけど、そのチームの顔が移籍しちゃあいかんでしょう。そういうところは、やっぱり面白くなくなる最大の理由なんじゃなかろうか。
 興味が無くなったとはいえ、イチローといえば、やっぱりオリックスよりマリナーズだった訳で、メジャーはそんな世界だとはいえ、彼等はよくまあ我慢が出来るよね。まあ、遠い国の世界の話だし、白けるのは自分の性格というだけの問題なんでありましょう。
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