カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

結局利用される立場の人

2009-12-16 | 時事
 今回の騒動は天皇の体調を慮った宮内庁長官の行き過ぎた言動だったにもかかわらず、言葉の威力として(いわばテロ的に)政治的に成功した例だろうと考えられる。政治利用か国事利用かという問題が独り歩きしていることを見ても、天皇が国家元首なのかどうか(じゃなかったらどうなの?とは思うが)という問題もあやふやだし、特に外交においての役割を鑑みても、今回の例が適当であるかどうかは極めてあやふやだ。相手が中国じゃなかったら、たぶん感情的にならない人もいたことだろう。ニュースの流れをみると、故意に事件化することを望んだマスコミの意図が功を奏したということのようだ。結果的に羽毛田長官は小沢幹事長に勝ったということである。小沢は脇が甘いし、役人はしたたかだ。
 小沢幹事長の肩を持つわけではないが、「1ヵ月ルール」はここ5年ほど前から決められた内示にすぎない。伝統でも何でもないことでも役人が言い出して利用するのはかなり危険な信号のように感じる。まあ、小沢さんの憲法解釈も似たようなものだが…。
 日本はいまだにテロには弱いということが分かる。結局は羊の群れにすぎないのだろう。
 今回の件でも明らかなように基本的に天皇には意思はない。乗っかって議論している人たちが梃子の要領で話を膨らませているにすぎないのであろう。それを政治利用という方が、言葉の使い方としては適当ではないかと思う。
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