さて、ツッコミ入れ番組となりつつある「世界一受けたい授業」からです。
もちろん、楽しいこともたくさんあるのですがね。
外国人の名前(固有名詞)に、そもそも日本のカタカナがピッタリくるのでしょうか?
「リンカーン」だと×で「リンカン」だと○なのでしょうか?
そんなにこだわることなのか、考えてみました。
ある外国人を例にしましょう。
Chris Benoitという人がいます。
世界的に有名なWWEというプロレス団体のプロレスラーです。
今でこそ、世界最大のプロレス団体WWEのTOPレスラーですが・・・。
元々は、日本の「新日本プロレス」にプロレス留学をしに来日しました。
アメリカの大雑把なレスリング(レスラーによりますが)ではなく・・・。
日本の、テクニック重視の細かいレスリングを学びに来たのです。
この「Chris Benoit」、あなたは何と発音しますか?
日本のプロレス・マスコミは「クリス・ベノイ」と表記しました。
ローマ字読みすると、確かにそんな感じですよね。
そして、日本で活躍した数年間は、その呼び方だったと思います。
特に、本人からも「それは違う!」などの話は聞かなかったと思います。
「クリス・ベノイ」がちょっと違うということがわかったのは・・・。
彼がアメリカに戻って活躍してからでした。
アメリカのリングで活躍する彼のレポートには「クリス・べノワ」と記されてしました。
「“べノワ”? 名前変わったのかな~?」と思っていましたが・・・。
そうではなくて、これこそが本当の発音に近い「Chris Benoit」の表記だったんですね。
その後も「クリス・ベンワ」「クリス・ベンワー」などの表記がありました。
最近では「クリス・ベンワー」が多いかもしれません。
でも、どうでしょうか?
外国人レスラーの名前について、日本人がカタカナ表記でコレと決め付けられるでしょうか?
私は、少しずうずうしい気がするのですが。
アメリカ人が発音しても、「べノワ」だったり「ベンワー」だったり。
ハッキリ、100%カタカナで正しいのはコレ!と言えないような気がします。
カタカナ表記では、どれも正解、という感じでよいのではないでしょうか?
最初の「クリス・ベノイ」は、さすがに今となっては少しヘンだと思いますがね。
そんなわけで、「リンカーン」でも「リンカン」でも、どっちでもいいような気が。
外国人の名前を、日本人がカタカナで決め付けるなんて・・・。
どうにも小さいな~と思いました。
「リンカーン」で×にするなんて、日本人がどうして決められるの?
「先生による」なんていうことはなく、普通に、○でいいでしょ、と思います。
ところで、日本人が外国に行くと、名前はどんな発音になるのでしょうか?
これもプロレスから考察します。
プロレスは、世界中かなりどこにでもあります。
世界規模の勉強をするときに、けっこう役に立つんですよ~♪
・・・次回ラスト。