◆◇◆『一流の育て方』ムーギー・キム/ミセス・パンプキン著(ダイヤモンド社)◆◇◆
ビジネスでも勉強でも、ズバ抜けて活躍できる子を育てる!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑧しつけは厳しく
多くの親は、道徳的なしつけを、おろそかにしがちだ。
子どもが成長してから、人と最も差がつくのは・・・。
「人間性を育む幼少期のしつけ」となるかもしれない。
しつけで重要なのは、まずは自制心を養うこと。
● 「面倒でも身のまわりを整理整頓する」
● 「嫌いでも今、宿題をする」
● 「他にすることがあっても、約束時間は厳守する」
・・・などが考えられる。
「人間性を育む幼少期のしつけ」の障害が、「親による溺愛」だ。
小さい頃のしつけの悪さは、それほど気にならない。
だが、中学に行く頃には目立つようになる。
そこから直そうとしても、直るものではない。
自分の子どもは、しつけがなっていなくてもかわいいものだ。
だが、他人の目から見ると、そうではない。
自制心が欠けていれば、社会に出てから苦労するのは子ども本人だ。
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子どもが小さい頃からの生活習慣が大切かなあと思います。
● 好きなこと(ゲーム、テレビ、マンガ、スマホ、パソコンなどの娯楽)だけしている
● 時間を守らない
● 忘れ物が多い
● 後片付けができない
● ご飯をダラダラ食べて時間がかかる
・・・それでいて学習習慣だけはついていて、成績もいい。
そんなことは、普通はなさそうですよね★
だから、10歳くらいまでによい生活習慣がついていると・・・。
学習習慣につながるかなと思います。
よい生活習慣がついているということは・・・。
保護者の言うことをある程度聞き入れて、行動できるということ。
つまり、保護者と子どものコミュニケーションが・・・。
ある程度うまくいっているのだと思います。
それがうまくいっていると・・・。
「勉強しておくと、こんなによいことがあるんだ。勉強は大切なものなんだよ」
そんな保護者の言うことが、わりとすんなり子どもに入っていくかもしれませんね。
そのことに関連して、よくないと思うことがあります。
「いつか(子どもが)自分で気付くと思うので・・・」
保護者が、“放置”してしまうことです。
自分の責任ではない、面倒なことには関わりたくないという感じ★
子どもは、いつまでも気付かないで勉強についての土台が作れず・・・。
目標が見つかった頃には、手遅れということもありえます。
そうなるのは、周囲のオトナの責任かなと思うこともあります。
たとえば、埼玉県公立高校入試なら・・・。
中1の学校の成績(内申点)から、入試の「持ち点」になります。
中1、中2から内申点を上げておかないと・・・。
中3から挽回しても遅い可能性がありますよ★
なぜなら、同じ公立高校を受験する“合格する”子どもは・・・。
中1、中2から、その高校に必要な内申点を持っていますから。
中3の内申点だけ追いついても・・・。
「持ち点」では、“合格する”子どもに、すでに負けているわけです。
(実際の合否は、学力検査の得点との総合点となりますが)
そして、中1、中2から内申点を上げるには・・・。
小5、小6の国語、算数などの力が必要になります。
小学生の勉強ができなければ、中学生の勉強もできないでしょうから。
さらに、小5、小6の国語、算数などの力を養うには・・・。
10歳くらいまでの生活習慣が必要となるかもしれません。
先ほどの話より、生活習慣ができていないのに、勉強習慣だけつくかと。
結局、小さい頃の生活習慣、そしてしつけ。
これが始まりになりそうです☆
「鞭と戒めとは知恵を与える、わがままにさせた子は、その母に恥をもたらす」
(『箴言』〔しんげん〕より ユダヤ教では「諸書」の1つ、キリスト教では知恵文学の1つ)
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