◆◇◆『一流の育て方』ムーギー・キム/ミセス・パンプキン著(ダイヤモンド社)◆◇◆
ビジネスでも勉強でも、ズバ抜けて活躍できる子を育てる!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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⑦結果を見つつも、努力を評価してあげる
結果を気にせず、プロセスだけを大事にする勉強。
もしくは、目標のない勉強。
このようなものは、あり得ないのではないか。
節目節目で、それ相応の結果が出ているか。
勉強は、それを確認しながら進めていくものだ。
私は、プロセスがよければ、やがて結果もついてくると考えている。
● テスト直前に集中的に勉強してよい点を取る人
● 普段から努力を継続してコツコツ勉強をしている人
この2人を考えると、そのときどきのテストの点数は劣っていても・・・。
最後には、後者がいい結果を残せるものだ。
プロセスを改善する努力そのものを、ほめてあげること。
これが大切だと思う。
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たとえば、算数や数学の問題があったとします。
ある程度できる子どもは、考え方や式が思い浮かばなくても・・・。
数字を色々当てはめていると解ける場合があります。
解答欄が答えを書くだけのものなら、もちろんそれで正解です。
ただ、場当たり的に偶然答えが出たとしても・・・。
それを再現できないと価値は下がります。
再度同じような問題が出たら、また当てはめるだけだと・・・。
今度は、答えは出ないかもしれませんよね★
近年に必要なのは、「思考力・判断力・表現力」です。
「表現力」を問う問題では、解答者がどのように考えたのか?
そのプロセス(過程)を、わかりやすく人に伝える力が必要になります。
その場合、解答欄は答えだけを書くものではありません。
白い(空白)部分の面積が多くて・・・。
フリーで色々書いていくような解答欄になっています。
だから、人に伝えられるプロセスを・・・。
しっかりと順序立てて書かなければなりません。
単にパターンを練習して、答えだけ出す問題ではありません。
中上位以上の公立高校を狙う子どもは・・・。
このような、プロセスを大事にする勉強が重要な時代になりました。
おそらく、将来の仕事でも使いますよね。
上司、同僚、部下、お客さん・・・。
その人たちに順序立てて説明して、納得してもらうような力のことです。
売上や収入に直結していく気がします。
以上は、算数や数学の問題という話でしたが・・・。
普段の他の教科の勉強も、上の書籍の文の通りです。
結果だけを求めないで、日々のプロセスこそが大切ですよね☆
「結果が欲しければ欲しいほど、そこに至るまでの内容を第一義に考えなくてはならない」
(野村克也〔のむら・かつや〕 元プロ野球選手、元プロ野球監督)
・・・次回ラスト。
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一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる | |
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