ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

高校生学力テスト、ゆとり善戦?(2)

2007-04-27 | 勉強コラム

さて、今回の高3学力テストの特徴は・・・。

英語力上向き
古典の読解力低下
理数いまだ苦手

・・・この3つでした。

英語で上がったのは、リスニング問題。
現在の学習指導要領の「聞くこと重視」の結果でしょうか。
日本向けのゆっくりの発音を、聞き取ることはできるようです。

その代わり、中学校でも文法を充分に教えられていない感じもします。
単語が書けない、意味がわからない、文法がわからない・・・。
これだと原則、英語は苦手なまで、スキになることはありません。

古典への関心の低下は、受験での必要度と関係が深いようですね。

まあ、それよりも2003年OECD調査にて・・・。
日本の中3の読解力の低下が気になりましたよね。
塾の現場にいても、近年、若者の語彙力の少なさは気になるところですから。

数学については、小学校の算数からの続きモノの特徴が強いと思います。
今まで勉強していなくて、ある日突然できるようになった・・・。
そんなことが、イチバン起こりにくい教科なのです(←なんでもそうだけど)。

例えば・・・。

小学校の分数の計算が苦手 → 中学校のすべての計算が苦手
小学校の割合、「速さ・時間・距離」が苦手 → 中1一次方程式の文章題が苦手
小学校の比例・比と比の値が苦手 → 中1比例・反比例、中2&中3関数が苦手

算数を早めに身につけておかないと、数学で難しくなるだけですよ。

そして、中学校の数学が苦手なら、高校の数学も苦手・・・。
ザックリですが、このような流れが生まれる可能性があります。
つまり、小学校からの意識付け、実際の努力が大切なのですね。

中学受験の勉強をしている小学生は、中学生よりも勉強しています。
算数については、非受験者よりもケタ違いに解ける問題が多いです。
そして、私立中学校・私立高校で益々鍛え上げられます。

非受験者の小学生も、できる人は「学校以上」を目指しておきましょうよ♪
なるべく、中学受験組と差がつかないようにしたいものです。
将来的な「できることの差」「意識の差」にならないように・・・。

学校の授業が難しい人は、ムリヤリ難しいことをやれとは言いません。
自分なりの精一杯でいいのですよ☆

さて、他にも現代社会が抱える問題と同じ問題点が。

・・・次回へ続く。

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