070307、テレビドラマ「ハケンの品格」を見ました。
今期、欠かさず見ているドラマのひとつです。
視聴率としては、「花より男子2」「華麗なる一族」に次いでのナンバー3です。
当然(?)、このTOP2も欠かさず見ています。
ナンバー3の「ハケンの品格」は、視聴率20%前後を叩き出しています。
近年ではヒットドラマですね♪
このドラマの前フリとしては、以下のような感じです。
いまや、日本では300万人に迫るといわれている「派遣」と呼ばれる人たち。
労働者派遣法の施行から20年。
平成11年の自由化。
平成16年の規制緩和。
それらを受け、いまや彼女(彼?)たちナシでは、企業は成り立たないようです。
いま「正社員イズベスト」の時代は、終わろうとしています。
・・・そんな前フリを前提に、ドラマは進みます。
スーパー派遣の大前春子(篠原涼子)。
新米派遣の森美雪(加藤あい)。
会社大好き正社員の東海林武(大泉洋)。
仕事はイマイチでも人情味のある正社員、里中賢介(小泉孝太郎)。
春子が東海林を呼ぶときの「クルクルパーマ!」。
東海林が春子を呼ぶときの「とっくり!」。
毎回、このかけあいは面白かったですね♪
ただ、初回のほうでは、「正社員VS派遣社員」の罵り合いになっていました。
正直、見苦しかったのです。
もちろん、ドラマ向けに大げさに演技して、大げさな展開にしているのでしょうが・・・。
同じ会社で働いていながら、東海林主任は・・・。
「派遣は、正社員の言うことを聞いていればいい」とか。
「派遣のくせに、でしゃばるな」とか。
その人間の中身ではなく、外側の肩書きだけで判断している言い方でした。
肩書きでしか人間を見られない人間は、了見が狭く、信用できません!
ドラマを見ていて、けっこう文句アリアリでした。
肩書きよりも、その人がどんな人で、どんな仕事ができて、どんな結果が出せるか。
そこがイチバン重要だと思うのですが(←アツくなりすぎ?)。
正社員が仕事もしないで、いつも派遣に文句を言っているような展開。
何か「自分よりも下」を作らないと、正社員は精神が安定しないのでしょうか。
常に誰かを攻撃していないと、自分が攻撃されてしまうので怖いのでしょうか。
現代のいじめの構図によく似ていると思っていました。
学校でも、地域でも、会社でも・・・同じような状況があると思います。
私も社会人になってからは、身をもって(?)それを感じましたね。
若い頃は、「お怒りモード」だったのですが・・・。
ある程度、歳をとってからは「ああ、言っとんなあ~」と。
ずいぶん、世の中の仕組みが、わかってきたということでしょうか。
「ハケンの品格」を見ていて感じたこと。
大きい会社で派遣社員を使っていると、こんな感じなわけ?
こんな仕事もしないで、他人に文句ばかり言っている会社、よくなるわけないでしょ!
最初のほうは、どうにも気に食わないドラマだったのです(←なら見るなって)。
でも、スーパー派遣、大前春子の大活躍。
春子に対する接し方が変化してきた東海林主任。
春子と東海林主任のかけあい。
その辺から、ドラマはどんどんおもしろくなっていきました♪
そしてこの春、新しいステージに立つあなたへ。
春子がよいことを言っているのです☆
・・・それは次回へ。