写真は、170902、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前170902の土曜日で2教科です。
理科の問題を見てみましょう。
大問5 問5「電熱線Aと電熱線Cを直列につないだ。電源装置のスイッチを入れて、電圧を20Vにし、電流を流したところ、電熱線Aを入れた容器3では5分間に水の温度が6.0℃上昇した。電熱線Cの消費電力は何W(ワット)か求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
これは問5ですが、その前からの問で、わかっていることがあります。
電熱線Aは、電流1.5A、電圧6.0V、消費電力9.0W。
そして電熱線Aを入れた容器では・・・。
5分間に、水の温度が6.0℃上昇しています。
これらをもとに、問5の記述をしていきます。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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前の問を見ると、電熱線Aは6.0℃上昇している。
その電熱線Aは、1.5Aと6.0Vで5分間とある。
だから、この問の電熱線Aも1.5Aと6Vと考えられる。
電熱線Cにかかる電圧は、直列なので?
→ 20V-6V=14V
電熱線Cに流れる電流は、直列なので1.5A。
したがって、電熱線Cの消費電力は?
→ 1.5A×14V=21W
答えは、「21W」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑確認してみてくださいね。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は6.9%と、なかなか難しいです★
正解が6%、部分点が1%となっています。
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.9%ですから・・・。
そのトップ層の倍くらいは、何点かは取れています。
難しいですが、極端な難しさではありません。
問5の前までの問で、正解が出ていれば・・・。
問5で気付くことも多く、何かしら書けると思いますよ。
この理科は、100点満点中、52点取れて【SS 50】です。
毎年そうですが、北辰テストは2学期最初の第4回から・・・。
まっとうな偏差値の設定になるような気がします。
「夏休みに夏期講習などで勉強して、もう点数取れるだろう」と?
平成28年度の過去問で、理科の偏差値を見直してみます。
● 第1回 理科 35点で【SS 50】
● 第2回 理科 41点で【SS 50】
● 第3回 理科 41点で【SS 50】
● 第4回 理科 52点で【SS 50】
これを見てわかるように、第3回までの理科は低い点数を取っても・・・。
偏差値は、それほどヒドいことになりませんでした。
ラッキーでしたよね♪
でも、この第4回からは、そうはいきませんよ。
これは例年の傾向だし、他の教科もそんな感じがします。
ここでいう偏差値は、どのように出しているのでしょうか?
埼玉県の中3生、北辰テスト受験者が全員解き終わって・・・。
北辰のほうで集計し、ガチで平均点を出し、それを【SS 50】としている。
本来、これが正しい偏差値の出し方なのかと思いますが。
もしくは、そうではなくて・・・。
「今回の問題(の難易度)なら、この点数で【SS 50】にしておこうよ」
・・・そんな感じで、北辰のほうで設定している。
基本的には、このどちらかなのでしょう。
ハッキリしているのは、夏休み明けの第4回・・・。
ここからは、高い偏差値を取るのはラクじゃないことです★
部活、特に運動部を引退した子どもも、点数を上げてきますよ。
夏期講習の成果を、第4回で発揮してほしいですね。
↑170903、第4回北辰テストの成果、期待しています☆
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