写真は、241102、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
241027、衆議院選挙でしたね。
国レベルの選挙は、基本、欠かさず投票に行っています。
私は、今回に限らずいつもなのですが・・・。
税金をムダに使ってほしくないというのが、第1に来ることが多いです。
今回の結果は、自民党&公明党が、過半数割れということでした。
でも、少し割れただけだし、自公以外は細かい感じもします。
税金を国民のために使って、よりよい日本にしてほしいと思っています。
さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日241102の土曜日で2教科(理社)です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問4 問5「実験で用いたものと同じ濃度のうすい塩酸50.0㎤に石灰石4.50gを入れたところ、石灰石は気体を発生して一部溶けましたが、溶け残りがありました。この溶け残った石灰石をすべて溶かすために必要なうすい塩酸の体積は何㎤か求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、溶け残った石灰石をすべて溶かすために用いるうすい塩酸も、実験で用いたものと同じ濃度であるものとします」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
実験の表は、すでに出ています。
ここでは、うすい塩酸30.0㎤をそれぞれ入れています。
● ビーカーA 石灰石の質量・・・0.50g 発生する気体・・・0.20g
● ビーカーB 石灰石の質量・・・1.00g 発生する気体・・・0.40g
● ビーカーC 石灰石の質量・・・1.50g 発生する気体・・・0.60g
● ビーカーD 石灰石の質量・・・2.00g 発生する気体・・・0.72g
● ビーカーE 石灰石の質量・・・2.50g 発生する気体・・・0.72g
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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ビーカーA、B、Cは、石灰石がすべて反応している。
ビーカーD、Eは、塩酸のほうがすべて反応している。
ビーカーBの数字がわかりやすい。
石灰石1.00gが塩酸と反応すると、0.40gの気体が発生する。
ビーカーD、Eより。
0.72gの気体を出す石灰石の質量は?
石灰石 : 気体 = 石灰石 : 気体
→ 1.00:0.40=x:0.72
0.4x=0.72
40x=72
x=1.80(g)
石灰石4.50gと過不足なく反応する塩酸の体積をV㎤とすると?
塩酸の体積:石灰石の質量 = 塩酸の体積:石灰石の質量
→ 30.0:1.80=V:4.50
1.8V=135
V=75.0(㎤)
ラスト、追加する塩酸の体積は?
→ 75.0-50.0=25.0(㎤)
答えは、「25.0㎤」です。
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この解き方、やり方でなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑前フリのあるプリントを配布しているので、簡略化して書いています。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は4.4%と、難しいです★
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.4%ですから・・・。
そのトップ層と少しが、点を出しているのでしょうか。
普通の子どもは、途中まででも何かしら書ければいいかなと思います。
さて、埼玉県の私立高校入試では・・・。
高校の先生と保護者&中3生が個別相談をして、合否の可能性を探ります。
その場では、ここで出ている北辰テストの偏差値を使うことが多いです。
私立高校は・・・。
「7月以降の北辰偏差値で、よいところ2回の平均」
・・・それを基準に、合否の可能性を言ってくれることが多いですね。
私立高校のコースごとに、北辰偏差値の基準が決められています。
本当に守られる「基準」と、ひとまずの「目安」とに分かれますが。
目安の場合は、本当にその偏差値がなくても合格の可能性があります。
偏差値が、その私立高校の、そのコースの基準や目安に届いていれば・・・。
「まあ(受験してもらえば)、大丈夫でしょう」と言われます。
「この偏差値があれば、この高校のこのコースで勉強していける」ということ。
あとは入試当日、私立高校の入試問題で・・・。
60%くらいを取れば、合格することが多いです。
まあ、60%くらいは理想で、必ずしもそこまでいかなくていい場合も・・・?
次回、12月(第7回)の北辰テストは、レベルが2つに分かれますね。
国語、社会、理科は共通で、数学、英語はレベルが分かれます。
● 通常の学力検査問題タイプ
● 発展の学校選択問題タイプ
「学校選択問題タイプを選んでしまうと、偏差値が不利になるのでは?」
以前、中3生で、そう心配していた子どももいましたよ。
たしかに、そう思うかも。
でも、それほど心配しなくてもいいのではと思っています。
偏差値は、有利・不利が出ないように、北辰で調節されます。
ちなみに、2023年度、12月(第7回)の数学の偏差値を見てみると・・・。
● 通常タイプ 点数が46点で、偏差値【SS 50.0】
● 発展タイプ 点数が18点で、偏差値【SS 50.1】
いや~、かなり差をつけていますよね。
さらに見てみると・・・。
● 通常タイプ 点数が83点で、偏差値【SS 70.0】
● 発展タイプ 点数が58点で、偏差値【SS 70.1】
これを見ると、数学に自信があるなら・・・。
少し上の点を取れば、偏差値がハネるということですよ♪
2025年度(令和7年度)埼玉県公立高校入試、学力検査にて。
「学校選択問題」を実施する公立高校は・・・。
浦和、浦和一女、浦和西、大宮、春日部、川口北、川越、川越女子、川越南、熊谷、熊谷女子、熊谷西、越ケ谷、越谷北、所沢、所沢北、不動岡、和光国際、蕨、市立浦和、市立大宮北、川口市立
・・・の22校です。
学力検査で学校選択問題を受けるなら・・・。
「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」の精神で、ビビらずに。
学校選択問題タイプで腕試しをするべきでしょう。
また、私立高校に持っていける北辰偏差値は・・・。
明日本番の11月(第6回)と12月(第7回)、あと2回だけです。
まだ偏差値が基準に足りていない中3生もいるかと思います。
それでも、自分の学力よりも少し高めな私立高校を志望する場合・・・。
この2回で、自己最高の偏差値を叩き出してほしいと思っています☆
↑この日は、K君の偏差値が、理科【SS 66.7】、社会【SS 67.0】、高い☆
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