ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中3理社 北辰テスト対策講座(2022年度・令和4年度 第3回)

2022-07-16 | 本日の授業

写真は、220716、中3北辰テスト対策講座(理社)です。

写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日220716の土曜日で2教科(理社)です。

北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/

理科の問題を見てみましょう。

大問2の問6「X地点、Y地点におけるP波、S波の到着時刻を調べると、表のようでした。地震発生から24秒後にP波が到着したZ地点における初期微動継続時間を求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、この地震のP波、S波が伝わる速さは、それぞれどの場所でも一定であるものとします」

「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。

P波が到着するまでの時間と、初期微動継続時間は比例の関係です。

問題用紙のグラフがありますが・・・。
震源からの距離が別のものが、3カ所書いてあります。
P波の到着時間とS波の到着時間に、それぞれ点を打ってくれていますね。

その点をつなぐと、真っすぐな線となります。
だから、比例するということです。

● 震源から近ければ、P波が速く到着して、初期微動継続時間が短い
● 震源から遠ければ、P波が遅く到着して、初期微動継続時間が長い

ちなみに、線の出だしが地震の発生時間となります。

それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。

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初期微動継続時間について

X地点は?

→ 37-30=7(秒)

Y地点は?

→ 50-36=14(秒)

P波がX地点に到着するまでの時間をx秒とすると・・・
P波が到着するまでの時間と各地点における初期微動継続時間は比例する。
だから、比と比の値の式を作る。

→ X地点到着:Y地点到着 = X地点継続:Y地点継続

  x : x+36-30 = 7 : 14
       x : x+6 = 1 : 2
            2x = x+6
          2x-x = 6
             x = 6(秒)

P波が、X地点に到着するまでの時間は、6秒です。

Z地点の初期微動継続時間をt秒とすると・・・。
X地点とZ地点の比と比の値の式をつくる。

→ X地点到着:Z地点到着 = X地点継続:Z地点継続

  6:24 = 7:t
   1:4 = 7:t
    t = 28(秒)

答えは、「28秒」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。

↑確認してみてくださいね。

この問題は手間がかかるので、式を記入していくプリントを作っています。
プリントには、説明が詳しく書かれています。
W・ボードの説明は、簡略化してありますよ(時間がかかるので)。

この問題の通過率(△を含む)は、12.3%となっています。
今回の偏差値【SS 70】以上は、全体の2.7%です。
めずらしく、その子どもたちプラス少しの子どもが△以上を取りました。

ただ、大多数の子どもは、この問題にあまりこだわらないこと。
この問題を考える前に、他の飛ばしていた問題を考える・・・。
もしくは、解答の書けている問題の見直しをすることでしょう。

落としてはいけないレベルの問題を、キチンと取ることです。
ムズかしい問題は、時間を使ったとしても点数に結びつくかわかりません。
正解するはずの問題を、確実に正解させてほしいですね。

さあ、北辰テスト第3回というと、いよいよだなと。
何がいよいよかというと・・・。
この第3回の偏差値から、私立高校に見られることになるのです。

だいたい、私立高校の各コースの偏差値基準は・・・。
「北辰テスト第3回以降の、よい偏差値2回の平均」で設定されています。
だから第3回以降で、よい偏差値2回を叩き出したいです。

私が、学校説明会に行った限りでは・・・。
「第3回から見る:第1回から見る = 8:2」くらいでしょうか。
同じ学校でもコースによって見始める回は違うので、ザックリですが。

偏差値【SS 50】台くらいの子どもは、偏差値は上がったり下がったり。

● 「今回は国語の読解、わりと内容がよくわかったよ♪」
● 「今回は数学が難しくて焦って、正解するはずの問題も間違えた~」

上のセリフは、たまたま偏差値がよかった。
下のセリフは、たまたま偏差値が悪かった。
こんな感じで、安定しないことがありますね。

だから、よい偏差値を2回出すには、数を撃つことです。
4回やっただけでは、よい偏差値は1回しか出ないとしても・・・。
8回やれば、よい偏差値が2回出る可能性が出てきます。

偏差値【SS 50】台くらいの子どもにとっては、確率みたいなものです。
できる限りの回数を、チャレンジしていけばいいと思いますよ。

ちなみに、偏差値【SS 65】以上だと、よい方向で安定する気がします。
逆に、偏差値【SS 40】台も、悪い方向で安定しがちです★

偏差値【SS 50】台の子どもは、早めに、まずは偏差値【SS 50】後半・・・。
できれば【SS 60】台に、抜けておきたいです。
単純に言うと、そのほうが高校を色々選べる立場になれますよ♪

偏差値は、人と比べなくてもいいのです。
人と比べて、一喜一憂しなくていい。
過去の自分と比べて、勝つようにしていきましょう☆

↑第1回では、あまりできなかった歴史、よくなってきました。

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コメント
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