写真は、181109、小6伊奈学園中対策講座です。
伊奈学園中対策講座は、主に伊奈学園中の過去問を勉強しています。
かなりの少人数なので、「これって、どうなる?」と・・・。
私が常に子どもに質問しながら、考えさせながら勉強できています。
私が一方的に説明し続けることはしません。
それだと、子どもが頭を使いませんからね。
● 「それって、ホントにうまくいくかなあ?」
● 「他のもっとカンタンな解き方ってないの?」
● 「これは、合格する人はみんなできる問題だぞ」
算数の場合は特に、常に対話による指導となっていますよ。
この日は、伊奈学園中過去問、平成28年度のものを勉強しました。
入試直前までで、最新の平成30年度入試分を終わらせる予定です。
もちろん、それとは別に普段から4教科の勉強もしていますよ。
それでは、写真の問題を見てみましょう。
問題「上の写真の切り方で、別の大きさの長方形の紙を切ってみたら、いちばん大きい正方形が1枚、2番目に大きい正方形が2枚、3番目に大きい正方形が3枚、最後に1辺が2cmの正方形が4枚できた。もとの長方形のタテとヨコの長さを求めましょう。また、その求め方を160字以内で書きましょう。ただし、長方形の紙はヨコの長さを長くします」
前提としては、長方形の紙は余りなく使います。
初めて見た図だと、かなり難しいかと思います★
私は、埼玉県公立高校入試の昔の問題で見たことがありますよ。
「わかんない」で思考停止するのは、基本的に禁止です。
「間違ってもいいので、何かしら描いてみて」となります。
そうすると、初めてアタマを使い始めますよね。
まあ、すぐに「わかんない、教えて~」という子どもは・・・。
そもそも、伊奈学園中に合格しないでしょうね★
そして、描いてもらったのが下の図です。
↑子どもの描いた図です。
・・・もはや長方形でもありませんが★
でも、何かしら図が描けたことは、とてもよいと思いますよ♪
4枚目の小さい正方形だけ、1辺が2cmと出ています。
だから、そこから逆算していくことになります。
では、考え方を見ていきましょう。
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4番目・・・1辺2cmが4枚
3番目・・・1辺2cm×4枚=1辺8cm
2番目・・・1辺8cm×3枚+2cm=1辺26cm
1番目・・・1辺26cm×2枚+8cm=1辺60cm(が1枚)
短いタテの長さは、60cm
長いヨコの長さは、60cm+26cm=86cm
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実際には、こんなにスラスラ出ないと思いますが★
↑確認してみてくださいね。
181113の新聞記事に「共通テスト 試行調査終える」がありました。
2020年度から始まる、大学入試共通テストの「試し受験」の2回目ですね。
新しい大学入試共通テストは、暗記中心ではなく・・・。
「思考力・判断力・表現力」を測ることを目指しています。
そうすると、「文章などで記述していく」という問題を増やすことになります。
そこで、伊奈学園中の入試問題を見てください。
90%程度が、「文章などで記述していく」問題になっていますよ。
とっくの昔から、「思考力・判断力・表現力」を測っていますよね。
基本的には、知識があること前提です。
知識がなければ、思考することも、判断することもできません。
その上で、文章で表現することが求められます。
理想は、知識はあるし、算数の問題はすぐに解けるよと。
その上で、他人に伝わるように記述する練習を繰り返すことですね。
ただ「知っている」「解ける」だけでは、まだ足りません★
国語力があり、語彙力があり、読書が好き、日記を書く、作文が好き・・・。
そして、他人と話すのも好き、話がよくできる。
そんな子どもが有利な気はします。
だから、合格者は女子のほうが多くなりますね。
「思考力・判断力・表現力」を、小学生から鍛えている子ども・・・。
伊奈学園中受験者・合格者が、けっこう当てはまるような気がします。
社会に出てから活躍できるといいなと思っています☆(←気が早い)
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