ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

「こち亀展」参戦レポ(2)

2016-09-27 | 教室長の趣味

「突入!! こち亀衝撃ワールドの巻」は、写真が撮れましたよ。

160924、「こち亀」展に参戦しました。

場所は、東京・日本橋高島屋の8Fホールです。
開催期間は、160914~160926まででした。

「こち亀展」の公式HPは、↓をクリック。
http://www.j-kochikame.com/exhibit/

『こち亀』の主人公は、両津勘吉〔りょうつ・かんきち〕こと両さん。
上の写真で、お神輿に乗っているワイルドな男性が両さんです。

さて、「こち亀展」で、私が最も印象に残ったこと3つを紹介します。

1つ目は、「亀さんぽ ~両さんが見つけた風景の巻」だったと思います。

『こち亀』では、下町の実際の風景が描かれることが多いです。
特に、表紙で描かれていましたね。
下町の風景は、かなり緻密に描かれています。

そこに、両さんなどのキャラクターも一緒に描かれています。
そういう原画がたくさんあるのです。
原画のあとは、映像が流れていました。

映像は、マンガで描かれていた風景が、写真で紹介されていました。
その写真の中では・・・。
何枚もの原画の両さんが、コマ送りで歩いています。

原画の両さんが歩いているのは・・・。
亀有駅、上野アメ横、勝鬨橋(かちどきばし)、東京スカイツリー。
そして実際にある、数多くの下町の風景など。

表紙の絵と、写真が交互に紹介されます。
とにかく、絵は本物の風景にそっくりでした。
そして、絵でも写真でも、原画の両さんだけは変わらずにその場にいます。

この映像をずっと見ていると・・・。
両さんは実在していて、本当に下町を歩いているのだと。
そんな錯覚に陥りました。

派手なBGMも、セリフもありません。
穏やかなBGMの中、原画の両さんが、絵と写真の下町を歩きます。
なんとも、風情のある映像でしたね。

私は、心地よい気分で、3回ほど繰り返し見てしまいました。

2つ目は、「特別展示 神田明神奉納 こち亀絵巻」です。

忙しい中、秋元先生とスタッフが、17枚のイラストを描きました。
それは、『こち亀』キャラクターが、日本の40年を振り返るようなもの。
もちろん、カラーでキレイに彩色されています。

そして、その17枚のイラストを8mの絵巻物にするのです。
これも制作過程から映像がありました。
秋元先生が神田明神に奉納するまでを、映像で見られましたよ。

『こち亀』は、単なるマンガではなく・・・。
ひとつの文化なのだということがわかりますね。

3つ目は、『こち亀展描き下ろし作品「想い出」の巻』です。

「こち亀展」のためだけの描き下ろし作品です。
つまり、『週刊少年ジャンプ』にも、コミックスにも未収録です。

今までのコーナーも、お客さんはゆっくり見ていた印象がありましたが・・・。
このコーナーは、特にゆっくりです。
多くの人が、1ページ1ページ、じっくり見ていて進みません★

私も、ようやく1ページ目に辿り着きましたが・・・。
これは・・・、みんな、ゆっくり見るはずだわと。
私も、1ページ1ページ、じっくりと見てしまったと思います。

ほんのりと感動的な話でした。

両さんが急にいなくなって、中川と麗子たちが居場所を探す。
世界中どこを探してもいないが、答えは意外なところに・・・。
そして、両さんは、仲間のもとへ帰っていこうかと・・・。

ザックリと言っただけでは、この話のよさは伝わりませんが★

個人的には・・・。
『ジャンプ』の最終回やコミックスの最終回よりも、ずっといいです。
どんな“神回”の人情話よりも、ウルっときてしまうような。

両さんは、仲間のもとへ帰っていくわけですから・・・。
また、秋元先生の気が乗ったら、連載が再開されるかもしれません。
連載再開の第1回目は、この話「想い出」がいいですよ☆

また会える日を期待してしまうような、「想い出」。
そして、これが「こち亀展」最後のコーナーでした。

両さん、秋元先生、40年間ありがとうございました☆

↑「突入!! こち亀衝撃ワールドの巻」は、写真が撮れましたよ。

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こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 (ジャンプコミックスDIGITAL)
秋本治
集英社

 

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