◆◇◆『1流の集中力』豊田一成〔とよだ・かずしげ〕著(ソフトバンク新書)より◆◇◆
現場で役に立たないメンタルは必要ない!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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③目標には、「成績目標」と「熟達目標」がある
人間が成長するには、2つの目標が必要。
1つは「成績目標」、もう1つは「熟達目標」。
成績目標は、当面の課題のでき具合。
ただし、これだけでは大きく成長していくとは言いにくい。
熟達目標は、“夢”のようなもの。
人間が大きく成長していくために、長期的なスタンスで目指すべきもの。
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筆者は、ある高校生のメンタルトレーニングを担当することになったそうです。
その高校生は、鈴木一朗君といいました。
そのときの彼は、目立った第一印象はありませんでした。
でも、夢として以下のように書いていました。
〈やっぱしプロ野球の選手だけど、プロに入るだけじゃつまらないから、有名な選手になって皆から“あいつみたいになりたい”って言われることが夢〉
一朗君は現在、米大リーグのプロ野球選手のイチロー選手です。
イチロー選手の活躍は・・・。
熟達目標がしっかりしていたからといえそうです。
子どもの勉強については、どうでしょうか?
「○○高校へ入って、○○大学の英文科に行く」
これは、成績目標ということになりそうです。
自分の人生を賭して取り組む夢も考えておきたいですね。
子どもの熟達目標は、たとえば・・・。
「英語の通訳になって、海外の有名人が来たら、自分が通訳したい」
仕事に関連させるのが、わかりやすいと思います。
私の仕事の場合、成績目標は・・・。
「子どもの成績を上げる、志望校に合格させる」
そして、熟達目標は・・・。
「子どものやる気をつくる、なりたい自分になってもらう」
熟達目標については・・・。
子どもも私も、そうなればいいと思っています☆
「私のゴールは患者さんの役に立つことです。それは、短距離走ではなく、非常に長い、マラソンのような道のりです。ゴールに到達するよう、ペースを守りながら、着実に、一生懸命、努力していきます」
(山中伸弥〔やまなか・しんや〕 京都大iPS細胞研究所長)
・・・次回へ続く。
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一流の集中力 イチロー、中村俊輔も実践する「本番力」の鍛え方 (ソフトバンク新書) | |
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