◆◇◆『東大ドクターが教える、やる気と集中力の高め方』森田敏宏(もりた・としひろ)著(クロスメディア・パブリッシング)より◆◇◆
仕事も勉強もはかどる!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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①なぜ予定通りにいかないのか?
きっちりタイトにスケジュールを組んでも、まずうまくいきません。
あなたも経験があると思います。
その理由の1つが、「不測の事態」です。
「不測の事態」というと大げさに聞こえますが、大げさなほうがまだいいのです。
子どもが喘息で入院したとか、親が急に倒れたとか、このくらいはっきりした事態だと、「不測の事態」と認識するのですが、ボクシングのジャブのように、一見効いてないようで効いてるパンチのほうがこわいのです。
ちょっとした電話、ちょっとした来訪者、ちょっとしたメール、ちょっとした上司からの依頼、こうしたものはさりげなく訪れるので、あなたは「不測の事態」だと認識していません。
しかし、確実に着実にあなたの時間が奪われていくのです。
そして、気がつけば夕方。
仕事は進まず……。
実はこうした「想定外の出来事」は仕事につきものなのです。
ですから、それを計算に入れていないタイトなスケジュールはまずうまくいきません。
昔の作家のようにどこかの旅館にでもこもらないかぎり、あなたはこの攻撃から逃れられないのです。
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勉強のスケジュールは、やや余裕があるくらいに組んでおくとよいと思います。
毎日毎日、ありったけの勉強を詰め込んでしまうことのないように。
なぜなら、「不測の事態」が起こるからですね。
宿題をしようと思っていたのに・・・。
● 風邪をひいた
● 熱が出た
● ケガをした
● 家族で出かけることになった
● 部活で疲れた
● 習い事で疲れた
● 見たいテレビがあった
● ゲームをした
● ケータイでメールを返さないといけなかった
● マンガを読んだ
● 眠かった
・・・いくらでも、「不測の事態」が起こる可能性があります。
後半は、単なる意思の弱さという気がしますけど★
ですから、宿題を直前の1日でやろうと思わないこと。
期限の2~3日前に終わらせるのが理想です。
期限の前日に「不測の事態」が起こるかもしれません。
また、宿題の量にもよりますが、1日で終わらせようと思わないこと。
これも、2~3日に分けて終わらせる予定をたてるのが理想です。
やろうと思っていた1日に「不測の事態」が起こるかもしれません。
また、1週間に1回は・・・。
何もしない日を作るか、軽い予定にしておきましょう。
その1週間、予定通りに進行しないことがあるかもしれませんからね。
それを、その何もしない日で調節するのです。
つまり、何もしない日に、できなかった宿題をするということです。
「ああ、この日があってよかったなあ」と思うことがあると思いますよ☆
・・・次回へ続く。
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