◆◇◆『今日から始める「やる気」勉強法』安河内哲也&吉野敬介(KKロングセラーズ)より◆◇◆
勉強法が成功するかどうかは「やる気」で決まります!
はじめは、注目するべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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③人間は勉強する生き物
よく、勉強をしなくても生きていけますか、と聞かれることがあります。
たしかに、「受験勉強」をしなくても生きていけるかもしれません。
ただ、「勉強」は絶対にやらなければいけません。
どんな世界でも、たとえそれがアウトローな世界であっても、成功する人間というのは、必ずその世界の勉強をしています。
五教科、七科目だけが何も勉強ではありません。
東大に入るための勉強も、寿司を握って自分のお店を持つ勉強も実は同じで、勉強という努力をしなくてはいけない。
その努力に貴賤はありません。
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子どもの頃は、教科・科目の勉強が必要です。
そして、オトナになっても、成功している人は・・・。
なんらかの勉強をしているものです。
私も成功している塾の先輩をみていますが・・・。
いつでもよく勉強(研究)して努力していますね。
新しい仕組みやモノをドンドン創り出している感じがします。
ところで、あなたが会社の社長(採用担当者)だとします。
新卒採用候補2人(Aさん、Bさん)が、背格好は同じくらい。
lookingの良さも同じくらい。
特技や特長に違いはありますが、大きな差は見られないとします。
でも、学力(つまり、学生時代の努力)は・・・。
この2人、かなりの差があるとしましょう。
職種にもよると思いますが、社長のあなたはどちらを採用しますか?
Aさん「勉強も一生懸命頑張ってきました。御社でも頑張りたいと思います」。
Bさん「勉強はしてきませんでしたが、御社では頑張りたいと思います」。
さて、どちらを採用しますか?
私が社長なら・・・。
「勉強すらしっかりやってこなかった人間が、ウチの会社の仕事をしっかりやれるの?」
・・・と聞きたいですね。
採用するのはAさんにしておきます。
新卒ならば「今までやってきた勉強」は、大きな武器になると思いますよ☆
まあ、就職後は実際の仕事ぶりで評価されますけどね★
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④不安があって当たり前! 不安があるから成功する!
人間というのは不安があるからこそ勉強するし、向上するのです。
ある程度の不安を抱え、それに思い悩むことなく、それを刺激として、自分を振り返って、自分を向上させて行くのです。
ある程度の不安は、人間を前進させるエンジンなのです。
そして、その不安を自信に変えるのが努力です。
私たちから見ても、「こいつは絶対に受かるな」という生徒でも、多少の不安があるのは当たり前です。
少しも不安のない人間なんて気持ち悪いと思いませんか。
矛盾するように聞こえるかもしれませんが、不安をうまく利用してしまうというのも、勉強や仕事を成功させるひとつのポイントです。
さて、「失敗しても努力したことは残る」と言うと、私の職業柄たいへん偽善的に響いてしまうかもしれません。
しかし、私は本当にそう思っています。
学歴よりも大切な指標が「経験」です。
努力した経験、悔しかった経験は、皆さんの人間的な幅を広げることに役立ちます。
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不安はあって当たり前なのですね。
勉強も仕事も、不安が途切れることはないのかもしれません。
だから努力しようという気になるのですが。
気をつけたほうがいいのは、不安と自信、両方をバランスよく持つことですね。
自信がなくなって不安感が増大しすぎると・・・。
極度に、ガックリきてしまいます★(←私も経験あるのですが)
反対の場合もありますね。
たとえば、中3で北辰テスト第8回を受験しました。
第8回は、1月に行う、公立高校入試直前のテストです。
ここで、今までよりも成績が下がってしまうことがあります★
多少下がったくらいなら問題ないのですが・・・。
けっこう下がってしまった場合についてです。
中3は「大丈夫、自信あるから」と言っている場合ではありません。
私が勉強をみていても・・・。
「ええ、今この問題知らないのか~」
「これ、まだ覚えていなかったのか~」
・・・など、やはり弱点が見つかります。
ここで、不安に思って勉強すればよいのですが・・・。
「大丈夫、偏差値で○○(←最高値)行ったことあるし!」だと危険です。
過去の最高値で現在の実力を判断しないようにしてください★
受験するのは、現在の自分の実力です。
不安と自信、両方バランスよく持ちましょう☆
・・・次回、ラスト。