ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『今日から始める「やる気」勉強法』レポ(2)

2007-11-23 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『今日から始める「やる気」勉強法』安河内哲也&吉野敬介(KKロングセラーズ)より◆◇◆

勉強法が成功するかどうかは「やる気」で決まります!

はじめは、注目するべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。

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人間は勉強する生き物

よく、勉強をしなくても生きていけますか、と聞かれることがあります。
たしかに、「受験勉強」をしなくても生きていけるかもしれません。

ただ、「勉強」は絶対にやらなければいけません。
どんな世界でも、たとえそれがアウトローな世界であっても、成功する人間というのは、必ずその世界の勉強をしています。

五教科、七科目だけが何も勉強ではありません。
東大に入るための勉強も、寿司を握って自分のお店を持つ勉強も実は同じで、勉強という努力をしなくてはいけない。
その努力に貴賤はありません。
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子どもの頃は、教科・科目の勉強が必要です。
そして、オトナになっても、成功している人は・・・。
なんらかの勉強をしているものです。

私も成功している塾の先輩をみていますが・・・。
いつでもよく勉強(研究)して努力していますね。
新しい仕組みやモノをドンドン創り出している感じがします。

ところで、あなたが会社の社長(採用担当者)だとします。

新卒採用候補2人(Aさん、Bさん)が、背格好は同じくらい。
lookingの良さも同じくらい。
特技や特長に違いはありますが、大きな差は見られないとします。

でも、学力(つまり、学生時代の努力)は・・・。
この2人、かなりの差があるとしましょう。
職種にもよると思いますが、社長のあなたはどちらを採用しますか?

Aさん「勉強も一生懸命頑張ってきました。御社でも頑張りたいと思います」
Bさん「勉強はしてきませんでしたが、御社では頑張りたいと思います」
さて、どちらを採用しますか?

私が社長なら・・・。
「勉強すらしっかりやってこなかった人間が、ウチの会社の仕事をしっかりやれるの?」
・・・と聞きたいですね。

採用するのはAさんにしておきます。

新卒ならば「今までやってきた勉強」は、大きな武器になると思いますよ☆
まあ、就職後は実際の仕事ぶりで評価されますけどね★

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不安があって当たり前! 不安があるから成功する!

人間というのは不安があるからこそ勉強するし、向上するのです。
ある程度の不安を抱え、それに思い悩むことなく、それを刺激として、自分を振り返って、自分を向上させて行くのです。
ある程度の不安は、人間を前進させるエンジンなのです。

そして、その不安を自信に変えるのが努力です。
私たちから見ても、「こいつは絶対に受かるな」という生徒でも、多少の不安があるのは当たり前です。
少しも不安のない人間なんて気持ち悪いと思いませんか。

矛盾するように聞こえるかもしれませんが、不安をうまく利用してしまうというのも、勉強や仕事を成功させるひとつのポイントです。

さて、「失敗しても努力したことは残る」と言うと、私の職業柄たいへん偽善的に響いてしまうかもしれません。
しかし、私は本当にそう思っています。

学歴よりも大切な指標が「経験」です。
努力した経験、悔しかった経験は、皆さんの人間的な幅を広げることに役立ちます。
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不安はあって当たり前なのですね。
勉強も仕事も、不安が途切れることはないのかもしれません。
だから努力しようという気になるのですが。

気をつけたほうがいいのは、不安と自信、両方をバランスよく持つことですね。
自信がなくなって不安感が増大しすぎると・・・。
極度に、ガックリきてしまいます★(←私も経験あるのですが)

反対の場合もありますね。
たとえば、中3で北辰テスト第8回を受験しました。
第8回は、1月に行う、公立高校入試直前のテストです。

ここで、今までよりも成績が下がってしまうことがあります★
多少下がったくらいなら問題ないのですが・・・。
けっこう下がってしまった場合についてです。

中3は「大丈夫、自信あるから」と言っている場合ではありません。

私が勉強をみていても・・・。
「ええ、今この問題知らないのか~」
これ、まだ覚えていなかったのか~」
・・・など、やはり弱点が見つかります。

ここで、不安に思って勉強すればよいのですが・・・。
「大丈夫、偏差値で○○(←最高値)行ったことあるし!」だと危険です。
過去の最高値で現在の実力を判断しないようにしてください★

受験するのは、現在の自分の実力です。
不安と自信、両方バランスよく持ちましょう☆

・・・次回、ラスト。

コメント
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