先祖が残し、代々手入れをしてきた、数々の庭木、少々負担に感じながらも初夏、晩秋の年2回、各数日かけて剪定や手入れをする。
手入れが一段落して、眺める庭は格別、苦労は吹飛ぶ。
灯篭を模した石積みに、生えた鮮やかな緑の苔が美しい。
手入れのしない庭は見られたものではない。
倅には言っている、手入れが出来なくなったら庭木は切り倒してしまえ・・・と。
喜寿、いったい何才のことなんだろう・・なんて思っていたのに「喜寿の集い」の案内が届いた。
後期高齢者の仲間入りした、凡そ翌年ころ、数え77歳を指すらしい。
花巻地方では年祝いの多くは、比較的お客の少ない6、7月に近くの温泉ホテルで行われる例が多い。
もう、60年も前の出来事、3つの小学校が一つの中学校に集まり、3年を過ごし、上皇様のご成婚の年に中学卒業した。
僅か3年の中学時代だけなのに、そんな仲間がとても懐かしい。
記念写真に続いての懇親会の、飲み放題パーティ、二次会、若い頃と違ってそうそう飲める人も見当たらない。
戦時中の昭和18,19年生まれ、150人ほどの同級生は他の学年に比べて生徒数は結構多い、戦時中の事とて、産めよ増やせよが続いていたせいだろうか。
同じ学区の現在は、1学年凡そ70人前後と言うから、凡そ半分、
150人の同級生の内、鬼籍に入った人20%、30人、男24名、女性6名、圧倒的に男性が亡くなっている。
生徒数にしろ、長生き元気老人、鬼籍に入った人たちの男女割合、すべて日本の現状と同じ、まさに、日本の縮図。
当日、渡された冊子には幹事が苦労して調べたはずの同級生の住所録がない。
個人情報とかで公開はできません、とか! 詐欺のエサになる年代でもある。
翌朝には出来上がった、昨夜の記念写真が渡された。
宴会の時は、みんな随分と若いと感じていたが、改めて写真を眺めると、そうでもない、やっぱり年寄りの同級会を実感。
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