岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

 いわて花巻空港・・思い出

2024-10-07 10:38:26 | いなか暮し

 郷の事件簿 ①
 秋彼岸入りの日、9月半ば 庭の花をお墓に供えに行った妻が「事件!」と大きな声で帰ってきた。
 私たち一族10数戸の管理する共同墓地を取り巻くフェンスが盗まれた・・ 写真 矢印
 2mほどに区切られたフェンス30間のうち7間がきれいに外されて盗まれた・・にくいことにさらに数日して又4間分が盗まれた 計11間分。早速警察に届けたが犯人はおいそれと見つかろうはずもない。
 お彼岸にお墓のものを盗むとは、罰当たりめが・・・

いわて花巻空港・・思い出
 60年前、東海道新幹線が開業した昭和39年(1964)は、いわて花巻空港が開業した年でもある。新幹線はおろか飛行機は当時夢の乗り物だった。
 近くに住んでいることもあっていわて花巻空港の思い出はいっぱいある。
 開港から10数年経った頃の事、京都在で酪農を営む知人の娘さんがお婿さんをもらって北海道にハネムーン、帰りに花巻の我が家に立ち寄ってくれた、一泊して翌日京都に帰る二人は東北新幹線はまだまだ先の話、在来東北線で帰るという。
 花巻から大阪まで飛行機で帰ったらと勧めたら、二人はプロペラ機で大阪まで飛べるのか不安だと、うなずきあっている。
 当時、海外旅行も経験したという二人でもプロペラ機で大阪までは怖かったらしい。
 二人は今、京都の在から富士山ろくに移住して、広大な牧場の経営を息子夫婦に任せて孫のお相手の毎日である。

 時代は平成に入り、当時、高校時代の友人の経営する社員20名ほどの小さな会社に勤めていた。
 旅行好きなトップの意向もあって年に一度は国内に限って希望する観光地に慰安旅行をしていた。その年は希望の多かった黒部、奥飛騨方面と決まり花巻空港に集合、、いつもは穏やかなO君の様子が少しおかしい、女性社員が「酔ってるみたい」お酒も持ってるし・・車で空港まで来てから飲み始めたらしい。危うい足取りで中部空港行の飛行機に乗った。
 機内でO君は珍しいほど酔って、はしゃいでいたが間もなくグッスリ眠りこけてしまった。
 「飛行機に乗るのが怖くて、酔いつぶれていれば・・・」と白状した。
 2泊3日のアルプス旅行は好天に恵まれて楽しかった。
 すっかり飛行機に自信のついたO君も土産をいっぱい買いこんで帰りの飛行機はニコニコ、いつもの穏やかなO君に戻っていた、もう30年も前の出来事である。

 石垣島で過ごした娘、北海道から来た倅の嫁さん、お土産抱えて名古屋から遊びに来る孫たち・・・いわて花巻空港を利用する機会が多い、思い出は尽きない。

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