岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

文化人

2020-02-08 14:32:14 | いなか暮し

 植物の不思議・・・・
  容器に水を入れただけ、里芋と人参の切れ端を入れておいたら、
           冬の間に青々に育った。里芋はもう20㌢ほどになった。

 我が地区にも、それぞれに趣味や特技を活かして活躍している方も多いと思う。
 地区内にお住まいで、活躍中の「文化人」の女性二人を知っている。
 Y子さんは書家として活躍中、持ち前の明るさで7?才の年令は感じられない。
 各所の書道展に入選、過日の岩手日報の「岩手の書家展、中堅作家展」にも出展されている。
 もう一人のR子さんも7?才にはなられた筈、農業しながら、日常を詩に読み
 花巻市民芸術祭 文芸部門の入選の常連、
 令和一年秋の出品作から
  優秀賞 「ヒリニモテゲ」
    夕べ夢を見た
     今は亡き父と母 そして14才上の兄がいた
     夢の中で ゆで玉子を作ろうとしていた
     場所は 実家の昔の台所 囲炉裏
     ところが一箱 全部の卵にヒビが入っていた
       
       最近 夫が 「ゆで玉子が食べたい」と言う
       だが 作っても作っても 殻が 上手くむけない
       そんな事があって 夢を見たのかも
    「卵全部に ヒビがはいってる・・・・」と私が言えば
      父の口癖
       「あー 良し良し」と笑っていた
       その時 兄がポツリと言った
       「ショウボーのヒリニモテゲ」
       「ヒリニモテゲ」
    そこで夢が切れた
    兄の言った言葉を考えた
    何と言ったのか
       ヒリニモテゲ ヒリニモテゲ
    分った ゆで玉子を作って、消防の集まりの日の
      「お昼に持って行け」
    兄は私に そう言ったのかも
    長年 地元の消防団に入って頑張っていた兄
    そんな姿を私はいつか心に留めていたのが
    兄が逝って五年
    久しぶりに無口だった兄の声を聞いた

  秋彼岸が目の前
  ダンゴを作って 姉たちと会いに行こう

 我が里には各方面で活躍されている方も多いと思うが、中々知る機会はない。
 是非、お話をお伺いしたいものである。

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