高山の古い街並み「さんまち」の宿から宮川沿いの朝市は近い。
昨夜は相当の雨量だったに違いない、宮川は濁った濁流でいつもの泳ぐ鯉が今朝は見えない。
朝市を見ながら朝食を済ませて、「さんまち」の宿の女将に別れを告げ、通りをしばらく行って、振り返ると、女将がまだ見送ってくれている。
高山から白川郷に向かう自動車道は、トンネルの連続である。
トンネル入口に来ると「出口 雨 注意」の表示が出ているがトンネル出口の度に真っ青な空が広がり、今が見ごろの紅葉が眼にまぶしい。
今日の天気予報は見事な外れ「外れて嬉しい天気予報」である。
この青空、日本一。
白川郷は紅葉の見ごろを訪ねる観光客がいっぱい、ここでも外人観光客が大半を占める。
昨夜の雨が暖かい日差しを浴びて湯気となり美しい光景を見せている。
白川郷の合掌造りの家々では、今も住民が生活しているので洗濯物を干している家があったり、ガスボンベがあったりと生活が実感できる。
そんな家々のあちらこちらに、日の丸が掲げられている。
そうだ、今日は日本の祝日「即位礼 正殿の儀」の日だ。
白川の青空はこの後、お祝いの行われている東京にも広がるに違いない。
合掌造りの神田家や葺き替え工事中の家を興味深く見学してから、再び東海北陸道を高山経由で名古屋近郊の孫たちの住む刈谷へと向かう。
つい先日のように思う、背負って子守した孫たちも成人間近に成長して、じいちゃんの乾杯に付きあってくれた。
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