岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

古峯ヶ原(こぶがはら)詣り

2006-01-17 15:04:37 | 日記・エッセイ・コラム

Cimg0724  村には古峯ヶ原、出羽三山などの石碑が沢山

 古峯ヶ原まいりの習慣がある。栃木県鹿沼市の古峰神社のことである。百戸以上もの講中が班を編成して交代でおまいり(代参)する。御札を講中の各戸に配布してこの先一年の防火と安全をお守りしていただく。   御札の性格上本来は囲炉裏近くに貼ったものだが囲炉裏のなくなった今、どこに貼っているんだろうか。電子レンジとか温水器??・・・

 交通不便の頃、一日がかりで古峰神社に到着、宿坊に籠って翌日早朝、寒さをこらえて一番祈祷を良しとした。めでたく代参を済ませて鬼怒川温泉あたりでハメをはずす。

 高速道や新幹線の発達した現在、古峰神社という場所コース的には不便になった。朝出かけると昼には着いてしまう、といって午後出かけるには惜しい。

 最近は早めに代参を済ませて善光寺、伊豆、房総、はては伊勢まで行ったグループもある。今春は当班の番、30余名の平均年齢も60才を超えたので遠くには行かないことにした。お参り、鬼怒川、常磐ハワイ もっともポピュラーなコースにした。

 その後、新たに講の参加者を募ることになるが最近は減少が著しい。若い人たちは団体旅行はあまりお好みではないようである。大昔から続いたこの伝統もこの先何年続けられることか。また、ひとつ田舎の良さが無くなりそうである。

        ・・・・・団体旅行・・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする