柱の目盛は孫の成長記録
我が家にごきぶりは居ない。何年か前に見かけて我が家も文化生活・・・?と思った事があった。ごきぶりが居ないのではなく住めないのである。
明治年間に本家の新築に併せて建てられたらしく凡そ100年以上も前の建物である。今で言う築100年と言ったところか 業者に見て貰ったら基礎は完全、大木と縄で支えられた骨組みはこの先もまだまだ使えると太鼓判を貰った。
100年以上も使ってまだ持つと言うことは風通しが良いということでもある。夏は涼しいが冬は寒いと言うことでもある。後継者一家は既に暖冷房の入った離れに越した。
私と妻、年老いた母は母屋住まい。寒くとも愛着が強い。ここを出たくは無いと思っている寒い冬さえ越せば快適この上ない住まいとなる。
暑い夏、裏の土蔵の白壁の反射で家の中は隅々まで明るくなり風も無いのに気温が上がれば上がるほど涼しい風が通り抜ける。昼寝は掛け布が無いと寒く感じるほど。
とは言え今冬の寒さは身にこたえる。あと少しの辛抱、春をひたすら待ちわびる昨今ではある。・・・・・築100年・・・・・