5月、九州に住む孫を招集して田植を手伝ってもらった。田んぼに細い板を渡してその上を危うい足取りでおっかなびっくり、それでも一生懸命に植える小さな手は『神さまの手』だ。
田んぼに目印の標柱を立て稲の生育を月に2回、定点撮影してメールで送る。苗が根付き丈が伸びて、やがて花が咲きそして実がなる。4才と2才の孫には難解かもしれない。
秋、旭川の孫、九州の孫が全員集合。鎌を上手に使って稲刈り。裏から採った竹に束ねた稲を架けて乾燥。
それからが問題、僅かの稲を脱穀する方法がない。
県の農業博物館に持ち込んだら大昔に使った「千刃ごき」を貸してあげようと言うことになり博物館駐車場に大きなブルーシートを拡げて妻と2人で脱穀成功。
翌年元旦、神棚に小さな『神さまの手』で育てられたお米を供えた。米は孫たちや孫のお父さんの実家、京都にも送った。
・・・・・その、ご飯は 涙が出るほど美味しかった・・・・・