銚子・角巳之・三代目

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77年...①

2022年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、終戦記念日...。この呼び名を何とするか諸説あるようですが、ここでは終戦と。毎年の
恒例で、銚子・忠霊塔に行って参りました。今年は終戦から77年だそうです。この17年間
この日は欠かさずこの場におりましたので、時間の流れ(その残酷さも)身に染みます...。

昨日、その場に行ったのが午前11時頃でした。時間帯もあろうかと思いますが、人に会った
のは、市役所の職員3名と1組のご夫妻(私より一回りくらい年上かと)のみ...。ブログ初期
17年前にも感じたこと...、形骸化しやがて誰も来なくなる...。

先日、形などどうでも...と投稿したばかり。この場に来ずとも、来し方・行く末を考えるに最適
の時間と思いましたので、数日この話題を...。今年は終戦から77年。遡って、明治維新から
終戦までも77年なのだそうです...。何をして明治維新とするか?は大政奉還から...。

この大政奉還前は武士の時代で、この出発点は現在・大河ドラマで描かれている世界であり、
殊に承久の乱を指すという考えが一般的なようです。武士の時代が約700年続き、明治に...。
また横道に逸れるので、戦後を中心に前後77年ということであります(続きは次回に)

自動安定化装置②

2022年08月15日 | 日記・エッセイ・コラム

自動安定化装置が機能していると感じれば、ある種の畏れを感じます。特に上手く行っている時、
暴走しそうな(している)時、何らかの歯止めが掛かります。これを感じないとすべて思い通り
と次々にやらかす...訳であります。天まで伸びる木になったような気分、これは危ないです...。

以上のこと、先日某所であるご住職に言われたことなのですが、これが心に刺さりまして...。
何も私の現在が絶好調で、何もかも上手く行っていると...そういうことでは全くないのですが、
50を過ぎたのだから少しは知恵を働かせろ...と、先祖や親しかった故人に言われているようで...。

禍福はあざなえる縄の如しなることわざもあります。そして以前掲載の六然訓(りくぜんくん)
の一節、得意澹然・失意泰然...。上手く行っている時はあっさりと、上手く行かない時は、
ゆったりと...。そうできないから困るのですが、ここに知恵の領域があるのだろうと思います。

100人が100人、同じ意見だったら気持ち悪いと思うのですが、組織が思考停止状態になる
と、その気持ち悪さを感じなくなるそうです。ただし見えないところで自動安定化装置は機能
している...。その先にあるのは...天罰と言うそうです。お盆の観音様にて自動安定化装置のことを...。

自動安定化装置①

2022年08月14日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は新盆多いです...。それだけ身近な方が多く亡くなっているということですし、自らも
年を重ねているということ...。先日もこの10年来、ここを参詣することでお許しを頂いて
いる(と、自分で勝手に思っている)観音様に参り、心の安定を得て参りました...。

そして安定ということについて少々...。ビルド・イン・スタビライザーなる用語があります。
財政の自動安定化装置などと訳されますが、難しいこと省略...。先日、CO2に関する地球の
自浄作用(自然の安定化装置のようなもの)に触れました。観音様でも同じこと感じました。

右に振れれば左に振れて、安定を図る振り子のように、この世の中にはある種の安定化装置
のようなものが組み込まれているのではないか?ということ、お盆の現在、これがこの世と
あの世でバランスしている...。故人の遺志や心残りに思いを致し、生きてる自らの戒めと...。

お盆の行事は形骸化しておりますが、形に拘らずとも在りし日の故人を思い出すことは出来る。
否、むしろ形になど拘らない方が良いのかもしれません。正解の無い時代を生きている訳です
から...。必要なのは自動安定化装置が機能していると感じること(続きは次回に)

2050年...④

2022年08月13日 | SDGs

2050年...、生きていれば私は81歳...。明日のことも分からないのに30年先の目標値...。
それを“今”...。今の生き様が問われているところなのだと思います。こう書くと偽善者が...と
なりますが、何らかの行動変容が必要なことは感覚的に分かっているつもりです...。

遠い世界ではなく、日本国内で・今・行われていることには大いに刺激を受けます。何を
したら良いのか分からないけれど、各地の取組で良さそうなもの(出来そうなものは)まず
真似から始めてみよう...とか。特集で見た岡山・日生(ひなせ)町漁協の取組は不朽です。

アマモ(海藻)の再生計画はHP等に沢山掲載されております。30年にも及ぶ地域の取組
本当に頭の下がる思いです。将来のために、何かをする。地域一丸となって...こういう姿。
アマモは生物ポンプ(前回掲載)となり、生物を育み、CO2を海底に封じ込める...。

5000万年前のCO2問題を、生物ポンプの力で封じ込めるまで17万年...。気の遠くなる
ような時間ですが、科学技術の進化を信じ人間の叡智を結集する。30年という現代の時間
は、かつての10万年に匹敵するのかもしれません。そして地域力が問われている...。

2050年...③

2022年08月12日 | SDGs

5,000万年以上の太古の昔...。火山の大噴火によって地上に大量のCO2が噴出し、著しい
海洋酸性化を引き起こした形跡が(地層から)明らかになっているようです。この酸性化は
元に戻るまで17万年(これも地層からの推定)、戻したのは“生物ポンプ”という自然の働き...。

CO2が地球上に充満した時、海ではプランクトンが爆発的に増殖。プランクトンが光合成し、
その増えたプランクトンを小魚が、大きい魚が...と食物連鎖...。CO2はフンなど有機物の形で
海底に沈められていく...。暗く、冷たい海の底では炭素を含む有機物は殆ど分解されない...。

一つの仮説として、地球で大規模な気候変動、環境変化が起こった時、元の状態に戻そうと
する現象があり、それが生物ポンプ(上記のような増殖、連鎖、封じ込め...等)であり、天然
のCO2吸収装置であるけれど、昨今の排出量は生物ポンプの性能を上回るスピード...。

仮説が正しいとして現在、世界各地にてこの“生物ポンプ”の性能を維持しようとする動きが
紹介されておりました。国内にあってはアマモ(海藻の一種)、ベトナムでマングローブや、
フィリピン沖合での藻場実験...等々。(続きは次回に)


2050年...②

2022年08月11日 | SDGs

そして2050年...。多くの市町村でゼロ・カーボンシティー宣言。カーボンニュートラル
CO2の排出ネットゼロへ...こういう言葉が並んでおります。私には専門知識なく、TVや書籍
専門家の方々から(出来ることは何だろうと思いながら)お話を聞いております...。

CO2吸収と聞くと植物を想起するのですが、実は海がその大きな役割を果たしていること、
そしてその海の異変が大きくなっていること...。銚子の漁業者も何か変だな~と言っており
ましたが、先般TVで海洋酸性化...という特集を見て、全てが繋がって参りました...。

海は地球上の30%程度のCO2を吸収しており、大気中の50倍もの量を蓄積しているの
だそうです。その結果、海水が酸性に傾きはじめ、貝の殻やサンゴが溶け出す...。溶ける
だけではなく死滅の例もあり食物連鎖のバランスが崩れて水産資源の減少が危惧される...と。

2050年頃、海洋生物の1/5前後が死滅してしまうのでは?という予測も出ているそう
です。毎度こういう話...、然らば何を?ということですが、生物ポンプという表現で、この
対策(の取り組み事例が)紹介されておりました。(続きは次回に)



2050年...①

2022年08月10日 | SDGs

最近やたらと、2030年までに...。2050年前までに...。という、決意表明と言うので
しょうか?...、そういう内容を良く目にします。目標と言えばそれまでのこと。まずは決意
表明(これも良く分かりますが)...。そしてこれらは待ったなし。コミットメントである...と。

コミットメント...。これは何度か掲載しております、私なりの解釈で言えば、その目標を達成
することが出来なかったら、すべての責任を一身に浴びます(実際はもっと過激な表現を使い
ますが...)それほど重い約束のことであります...。

先のことは分からないけれど、今ある現実を重ねって行ったら、こんな不具合が予見できる。
不具合を想起しておきながら、何も手を打たないのは将来世代に対する背任行為ではないか?
そもそも目標年に自らが生きているかどうか分からない。これも不誠実ではないか...。

上記のこと最近私の周囲で良く聞こえて参ります。現在の最適状態で不具合が生じているのに
現在の最適を作っている人間だけで、将来のことに責任が持てるのか?...と。私の場合、2030年
に61歳。2050年に81歳。生きていればの話ですが(続きは次回に)

青パパイヤの畑にて③

2022年08月09日 | 日記・エッセイ・コラム

生産者の方に(青パパイヤの)露地栽培している畑も紹介頂き、見学して参りました。大きさ
(背の高さ)はハウスに比べて1/3くらいなのですが、それでもしっかりと根を張って...、
台風等の被害に遭わなければ、これから収穫期を迎えるとの事であります...。

お客様方(私自身も含めて)の嗜好が非常に多様化して参りました。単品大量で生産、流通
させた方が間違いなくコストが安いのですが、生産の都合ではなく、食べる人の立場になって
考えれば、いろいろな野菜作って欲しいです...。私が聞くところこういう意見が殆ど...。

例えばパクチー。私はちょっと苦手なのですが、知人女性にパクチー好きがいて、恐ろしく
大量に摂取する...。都内のスーパーでパクチー高いです...とのことだったので、これまた知人
のパクチー生産者をご紹介したら...。今までと同じ値段で3倍量...これは天国です...と。

京野菜、イタリア野菜...用途や地域の伝統、お客様の嗜好の変化等により、平均点のものを
単品で大量にではなく、ある人にとっては0点でも、他者にとっては100点満点。不特定
多数1万人より、熱狂的なファン100名に..。生産の現場でもこのことを実感しております。

青パパイヤの畑にて②

2022年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム

写真...、このオレンジ色が果物のパパイヤ...。木で熟し始め最終的には落下する...。生産者
の方に聞くと、この落下したばかりのモノが一番美味しいのだそうで...。美味しいけれど、
青パパイヤ時代に含まれていた酵素やあれやこれ、健康成分は減少しているとのこと...。

美味しくなると健康成分が減る...。何事もそうかと思いますが、あちらを立てればこちら
が立たずだな~と。では何故、(美味しくないというと非礼ですが)、青パパイヤを食べる
のかと言えば、その健康効果が凄まじく体に良いから...。だったら美味しい食べ方で...。

東南アジアの方々は、照り付けるような日差しの南国で健康を維持するため、青パパイヤ
はじめ様々な食材を効果的に摂取し、健康維持に努めているそうです。タイ料理などその
典型で、健康野菜を美味しく調理し食べる...。このこと非常に長けております。

昨今流行の免疫力ということにも大きく寄与するスーパーフードです。知人に誘われ後日
タイ料理のお店に行くことになったのですが(後日報告します)、切り方ひとつ、大きさ
ひとつ、熱の加え方ひとつで味が大きく変わっていくとのことです(続きは次回に)

青パパイヤの畑にて①

2022年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム

過去何度か掲載しております、青パパイヤ...。銚子で露地栽培されていましたが、台風被害
などあり、ハウスでも栽培始めたよ...ということで見学させて頂きました。非常に暑い日が
続いているということもありますが、何か南国に来たかと見まごうほどの風景でした。

写真一番上、このような形で青パパイヤの身がなっているのですが、暑さ厳しい折にこの
風景はまさに南国であります。木は立派ですくすくと育ち(過ぎて)、ハウスの天井に
つきそうになっておりました。ハウス物はこれから定期的に出荷されるそうです。

そもそも青パパイヤとな何であるかという事ですが、これ果物のパパイヤが熟す前の状態。
分類は野菜のようです。熟した果物のパパイヤは美味しいですが、野菜の青パパイヤは
美味しさというよりも、スーパーフードとしての機能が非常に優れているというのが特徴。

酵素の含有量は断トツ。ポリフェノールも、あれもこれも...。非常に大きな数字が出て
おります。食品を何故食べるか? 生きるためでありますが...、やはり食品は美味しく
という側面があり昨今それに健康に良いという切り口が付け加えられているような...(次回に)




白幡神社!

2022年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、白幡神社(銚子)...。所在地は銚子市中央町8丁目。私の事務所が中央町6丁目です
から、すぐ近く(徒歩圏内)...。いわゆる氏神様とでもお呼びした方が良いかと思います。
創建等は不明とのことですが銚子他神社との関連性も多く由緒あることは間違いありません。

HP等を見ると、白幡は白旗でありそこには義経伝説が関係しているという説もありますが
今回は詮索せずと致します(深い意味はありません)。氏子の方々が年末になると、天照
さんと白幡神社のお札を売りに来るので買っていた。その程度の不埒者であります...。

敷地内に庚申塔群があります...。この庚申...、日本独特の八百万(やおろずの)神信仰の
一つかと思います。道教の影響とも言われ、その後、仏教・神道に分かれたり、明治期に
迷信とされてしまったり...。個人的に興味ありますのでこの話題またいずれ...。

あまりに近くにあり、見落としていた...。こういうケース多々あると思います。それが
何かのキッカケで心に留まり、そこに何かの啓示、或いは何か...が有るのだろうと思って
おります。今回は白幡神社...。人生白旗...はまだ早いと思っているのですが...。

兎角亀毛(とかくきもう)②

2022年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム

あれこれ考えても結論が出ず、悩みに悩んだ挙句...。解決のヒントになるのは知人・友人からの
何気ない一言だったりします。問題解決ばかりでなく、その言葉を聞いてハッとする。心が軽く
なる...。時と場所を選ばず、突然降って来るので気が付かない場合も多いのですが...。

カメさんはゴール(目標)を見ていたのだけれど、ウサギ君はカメさんを見ていただけなんですね。
そういう解釈を聞いて、この言葉がしばらく頭から離れないでおります。ウサギ君はせっかく、
素晴らしい能力を持ちながら、目標を見誤り(カメさんしか見ない)能力は開花せず堕落して行った。

そのそも、ウサギとカメを同一条件の下で競わせるのは如何なものか?ヨーイ・ドンで100m
ウサギの方が速いに決まっている...。カメではなくてチーターや豹だったら、ウサギ君は慢心せず
カメさんのように知恵を絞れたか?もしかすると食べられてしまうかもしれないけれど...等々。

兎角亀毛...。勝手な思い込みや妄想で目標(本質)を見失うことなかれ...。この戒めと思います。
ライバル、同業他社...等々、負けるもんかの意気込みは時に大きな原動力ですが、やはり第三者の
目で高所、大局からのアドバイス必要です。要は自らがその耳の痛い話を聞けるかどうか...と。

兎角亀毛(とかくきもう)①

2022年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム

兎角(とかく:うさぎの角)・亀毛(きもう:亀の毛)ということわざがあります...。ウサギ
に角(つの)が、カメに毛があるものか...。から転じて、通常なら起こらないこと、起こるはず
がないことの例えとして使われます...。人間は兎角亀毛の如きもの...。

現実には無いのに有ると錯覚したり、実体が無いものを追い求めたり...これらを戒める仏教用語
のようです...。いつもの如く、何故今...、兎角亀毛...ということですが、過日知人と取引先へ参る
道中、ウサギとカメの話になりまして...。そこからの連想...。そんな程度の発想で申し訳ありません...。

ウサギとカメ...。一般的に言えば、ウサギとカメが競争する。どう考えてもウサギの方が速く、
カメは遅い...。自らの遅さを自覚しているカメさんは、ウサギ君より早く出発する。ウサギ君は
のろまのカメなど、ひと眠りした後でも追いつけるとタカを括る(因みに漢字で書くと、高を括る)

高を括るとは、相手はこの程度だろうと思って侮り(手痛いしっぺ返しを喰らう)...。要するに
ウサギ君はカメさんを侮り、最終的に大恥をかく...そんなところでしょうか。あまりに有名な話
なので解釈も様々であり、その解釈の一つに惹かれたものですから...(そのこと明日)

東北にて...②

2022年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム

我々、雪が降らないことが日常の人間にとって、雪が降るということは非日常の風景...。逆も
また然りということであります。雪が降るのが日常で、あと3ケ月もすれば農作業が出来なく
なるな~と常日頃から考える...。風土と言ってしまえばそれだけのことですが...。

ある一定期間、農作物が育てられない訳ですから、自らの食べる分を備蓄したり、日持ちが
する加工技術を開発したり、それらが伝統的な特産物になったり...。当日は、“赤べこ”の話
で盛り上がったのですが、こういう感覚(ある種の逞しさ)に触れ、心を新たにしております。

TVで東北・仙台、伊達政宗の特集を見ました。政宗は世界に出て行くという大きな目標を
掲げ、慶長使節を派遣したりしますが、その数年前に大地震。津波の影響で塩害が酷く、その
後10年、米が取れなかった...。だったらその塩を特産物にしてしまえ(政宗)...と。

その収益を新田開発に回し、後に出来上がった田んぼは収量、品質が素晴らしく、有る一時期
江戸で食されるお米の1/3は仙台産であったとか...。これらの逸話といわき訪問で感じたこと
が重なって参りました...。ハンデと思うか、新たな道を拓く機会と捉えるか...であります。

東北にて...①

2022年08月02日 | 日記・エッセイ・コラム

過日、東北に行って参りました(写真はその時のものではなく銚子の海ですが...)、東北と
言っても、福島県の入り口、いわき市であります。銚子から圏央道にてつくばJCTから常磐
自動車道を経由して...。3時間半ほどの行程でありました(日帰りです...)

銚子から鹿島くらいまでは日常の風景(あくまで個人の感覚ですが)、大洗・水戸になると
ちょっと遠出するくらい、そこから北上し北茨城、勿来(なこそ)と通過しますと、非日常
の風景だな~と。山を見慣れていない私にとって、雄大な山の風景を見るだけで爽快です。

仕事というより、半分以上が気分転換のいわき訪問...。事前にあそこに行って、あそこにも
行って...と思案しておりましたが、知人と会って話し込んでいるうちに夕方...。となってしま
ったのですが、非日常の世界にちょっと足を向けるだけで運気が変わるとでも申しましょうか。

会津地方の(農業)生産法人の方々も合流されて、非常に有意義な時間でありました。雪が
降る...。これが日常の方にとっては、あと3ケ月もすれば農作業が出来なくなり出稼ぎに行か
ねばならず...。こういうお話を聞くたび、暫し考えるのです(続きは次回に)