銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

フリー!③

2010年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

012 最近、写真のような風景によく遭遇します。銚子第一漁港・夕刻の風景であります。地元、観光客の方々、プロあるいは私のようなアマチュアでしょうか...カメラ片手に多くの方々とお会いします。この風景を写真に撮ったからと言って、料金を請求される訳ではありません。要するにフリーであります。本当にフリーか?と言うことなんですが....。しばしば取り上げております“田んぼ”のこと....。目に鮮やかな緑(春~初夏)の風景、収穫前の黄金色....。心が洗われるようで、見ている側も何らかの“得るもの”があるわけです。でも見るだけタダ...。その風景を作っているのは生産者の方々が行っている農作業の賜物....。最近では夏の田んぼに吹く涼やかな風も田んぼとそれを管理する方々によって作り出されていることも分かって参りました...。公共経済学の世界でしばしば取り上げられるフリー・ライディング。いわゆる“タダ乗り” 誰かが一生懸命に行った行為の末にもたらされる成果をタダで持っていく....。けしからん!とか、ズルだ!とか言われますが、世の中見渡せばこういうケースかなり多いかと....。モノの値段が下がり続け、いったいどこまで下がるんだろう....と。あるメーカーの知人...。末端売価28円の商品を企画せよということで、あの~いくらで納品すれば...? となった訳であります。何とか努力を....。と言われても....。結局10円で1万個....。これだけの作業の対価が10円?合計10万円...。人件費どころか....。1万個タダで納品しますから、今後一切の取引を止めましょう...となった次第で...。どこかで埋め合わせが出来るのでれば、販促の一環として考えるかもしれないけれど、先がないと思ったら、タダにしてご縁を終わりにしたほうが結局良い結果になるだろう...と(結局ダダ納品は行われず、ご縁だけが切れましたが...)。今年大学に入学した知人のご子息。成績優秀で特待生待遇だとか。授業料無料、フリーであります。優秀な方にはタダでも来て頂きたい。学校の評判も上がるし.....。さてさて、またまた思いつくままにフリーを。要するに“フリー”の多層かつ広義の概念が本質を掴み難くしている。よって仕分けだ!...と思っている訳であります。読者の方々にとっては退屈でしょうが、最近このフリーにはまってしまいまして...。次回も続けます。