銚子・角巳之・三代目

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暁の鐘

2009年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

008 009 暁の鐘(あけのかね=“あかつき”のかね)....。“暁(あかつき)”....。漆黒の闇を切り裂いて、夜明けを告げる鐘の音....。転じて、閉塞感を打ち破り、新しい時代の到来を告げる....。再度、“山月記”を読みながら上京しました。地域内の高校生から私も山月記読みましたよ...と。何でこんなに高校生がこの本に惹かれるんだろうと思っておりました。山月記に流れる“臆病なる自尊心”......これいかに?...と。暗闇で頼りになるのは友の足音である...とコメント頂きましたが、上手く言えませんが、この辺りがヒントになるかと....。母校23階、リバティータワーに掲げられる“暁の鐘”は、解体前の歴史的建造物、あの記念館最上部に掲げられたものを移築したと聞きました(ちなみに我々が過ごした体育館は、この記念館4階に、部室は地下1階、通称モグラ横丁にありました...)。天使が協力しながら暁の鐘を鳴らし、漆黒の闇から旭日天昇(あさひが昇る).....。ある方から、子供は天使だって言うでしょ..。何故ですか?と聞くと、だって、思った事をズバズバ言う。嫌いとか、不味いとか...、でも全く腹にない...。これ言うと嫌われるかな?とか、利用してやろう....とか。全く考えていない...。ニコニコ笑いながら、とにかく思った事をズバズバ....と。それは真理なんですよ....。でも、だんだん、打算とか、ずるさが備わって、本当のことを言わなくなる。なるほど悪魔は天使の顔して近づいて来るからね~。と返すと、それは世俗の垢にまみれてる証拠ね~....。余談はさておき、暁の鐘は母校・建学の精神、権利自由・独立自治に繋がると恩師に教えられて参りましたが、象徴たる暁の鐘を改めて見ながら、天使、協力、漆黒の闇を切り裂く、旭日が登る.....というキーワード。教育かくあるべし、限られた時間の中で、切磋琢磨できる友を得て、共に時代の魁(さきがけ)たらん....と。生意気なことを書きながら、暁の鐘に再会する前に、山月記に惹かれた自分は何だったのだろうと、来し方、行く末を思いながら....。


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