銚子・角巳之・三代目

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蔵祭り報告

2008年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2839 既報の通り、下総神崎の老舗酒蔵・鍋店(なべだな)さんの蔵祭りに行って参りました。私は3年前より毎回参加させて頂いておりますが、訪れる度に考えさせられる事多いです。今年で創業320年だそうです。新興企業がいかに大きな売上を計上しようと、従業員数が多かろうと、320年という年月を重ねたその歴史にはかなわない。戦争を始める事は難しいが、終わらせる事はもっと難しい。確か、山本五十六の言葉。まさに創業は易し、守勢は難し...。であります。数百年続く老舗の方々の特徴、“変わらないために変える”.....。これ非常に深いです。存続していくためには、世の中の変化に対応し“続け”なければならない。けれども、世の中に迎合したのでは存在価値そのものが無くなってしまう....。存続していくために変えてはいけない事と、変えなければならない事の区別...。変えてはいけない事は創業の精神であったり、長年支援してくれている地域やお客様への感謝など、変えなければならない事は、老舗の地位に安住し、変化を拒むこと....。禅問答のようですが、故に320年。下総神崎の老舗酒蔵さんの蔵祭りに、地元の方々はもちろん、近隣市町村からも多数の応援団が集結。大変失礼な言い方かもしれませんが、下総神崎という小さな街に、全国各地から数千名のファンが参集する....。歴史の重みと言ってしまえばそれまでですが、ブランドとは単なるモノではなく、それを製造する人の生き様、地域の応援、全国のファン...、全部ひっくるめたもので、そこに歴史の重みが加わると、重厚な存在感が醸し出されて参ります。いろいろお話を拝聴させて頂きましたが、まさに歴史を紡(つむ)ぐ....。縦糸と横糸をコツコツと地道に紡いできた“老舗”という歴史。まさに重厚な存在感であります。


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