銚子・角巳之・三代目

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適正価格②

2009年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

010 腹が減って、じゃあ”うなぎ”でも....と、銚子のお隣・東庄の名店に入った訳であります。雰囲気も良いし、味も良い、値段もこれなら"適正”価格だよね~。と。うな重....1000円以下で食べられるところから、3000円を超える、東京なら5000円前後もあるでしょう....じゃあうな重の適正価格はいくらなのか?ということであります。経済学の領域において、それは需要曲線と供給曲線の交わるところで決まる。それはアダム・スミスが言うように、神の見えざる手に導かれて.....。パレート最適、ナッシュ均衡なる用語もあります。難しい言葉はさておき、例えばパレート最適、ある集団の資源再配分に関して、誰かの満足度を犠牲にしなければ、他の誰かの満足度を上げることが出来ない領域を指しています...。生産者の満足度を上げるよう、野菜の価格をどんどん上げていったら、それを買って食べる人の満足度が下がっていく。それが人間の”生命”に直結する食糧問題であるが故に根が深い。それを倫理性などという言葉で括るとさらに複雑になる....。パレート最適、パレートの法則に関しては別名80対20の法則なる呼び方があるようです。一円でも高く売りたい生産者と、一円でも安く買いたい消費者、中間商業も"適正”利益をあげなければ....。これらが”振り子の揺れ”状態の中で均衡点を絶え間なく探している訳ですが、パレートの法則(80対20の法則)に従えば、そこに均衡点は見出せない....。実社会において、例えば会社の利益は概ね20%の社員によって80%が稼ぎ出されており、顧客の上位20%によってその80%が、犯罪についても20%の犯罪者が80%を、交通事故の80%を20%のドライバーが.....。不思議なことに統計数値の多くがこの法則に合致している。とするならば、例えば寡占化した20%の流通業者が社会全体のモノの価格の80%を決める....事もあるかもしれない。原因と結果、投入と産出、努力と報酬の間にはどうにもできない不均衡があり、その不均衡があるという前提に立って考えていくと何かが....。続きは次回に。


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