銚子・角巳之・三代目

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落穂拾い考...。

2019年06月19日 | 日記
どんぶり飯三杯食べた後輩見ながら、SDGs思い出し...。
大目標17項目の1は、貧困を無くそう。2は飢餓をゼロに...でありました。
貧困、飢餓...。それらがどのような状態を指すか?、ということはともかく、
私の周囲で、三度のご飯が食べられないという人はいない...。あれが辛い、これが
苦しい...、そんな話は沢山出るけれど、三度のご飯が食べられない。と言う人はいない...。
実感としてはないけれど、報道等で、三度のご飯が食べられないほど困窮している方々が
いることは知っている...。誰にだってそういう状況に陥ってしまう可能性はある。だから
助け合おう...。良く分かるお話。でも、助ける...。という事、違和感を感じる時も...。
そんな時、有名な絵画・落穂拾いの事を思い出しました。落穂...。収穫後の田畑に落ちて
いる穂を拾い集めること...。絵画が有名過ぎて、その世界観が分かり難いのですが、
落ちた穂を必死になって(食料を探して)拾い集めている方々が描かれております。
聖書には、田畑を収穫する時にはすべて刈り取ってはいけない...。という教えがあるそうです。
助けるのではなく、残しておく...。それを何らかの事情で食べ物を得ることが出来なくなった
人たちが拾って食べる...。農場主は何も言わず、黙認する....。洋の東西を問わず、この
相互扶助の精神は、惻隠の情とでも申しましょうか、そういう人間の奥深いところに...。
写真は銚子港の住人であるカモメ...。イワシの水揚げ時、トラックからイワシが零れ...。
漁師の一言...。それカモメの分だ...。カモメはただの鳥ではなく、ここでは仲間...。
フンをまき散らし、変な声で鳴くけれど、カモメの全くいない港町を想像できますか?
その時、この町は肉体的にも精神的にも真の貧困、飢餓状態に陥る...と。